グローブ・トロッターの125年 - 銀座店エキシビション

01 Dec 22

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グローブ・トロッターの125年 - 銀座店エキシビション

2022年12月7日から12月18日まで開催の「グローブ・トロッターの125年」展は、ブランド創成期に生産されたクラシックなオリジナルモデルから、世界的パートナーとの数々のコラボレーションモデルをご覧いただけます。

19世紀の終わりに作られたグローブ・トロッターの革新的な軽量スーツケースは、125年の旅路の中で、世界中の人々から愛される普遍的なデザインへと進化しました。

今回の展示会ではグローブ・トロッターの今日までの進化の過程を振り返ることで、現代のグローブ・トロッターがどのように1897年創業当時の製造手法を受け継いでいるかを知ることができます。現在でも、創業当時に使用特許を取得した ヴァルカナイズド・ファイバーボード(通称ヴァルカン・ファイバー)の素材で作り、レザーのコーナーパーツで仕上げたスーツケースは、丈夫で耐久性が高く、軽量で機能的です。時とともに評価が高まり、「Made in England」 の優れたデザインの手本として、世界中で愛されています。

本展示は、世界各地に先駆けバーリントン・アーケードにあるロンドン旗艦店で幕を開けました。グローブ・トロッターの “ 1+1/4 ” 世紀を祝し、ラゲッジブランドとしての発展が一望できる魅力的なイベントになります。

「グローブ・トロッターの125年」では、グローブ・トロッター初期の主要アイテムの展示はもちろんですが、グローブ・トロッターが21世紀に送り出した数々のえりすぐりの革新的コラボレーション製品を初めて一堂に集めました。

今日、ブランド間のコラボレーションは、異なる美意識やデザイン哲学の相互作用から思いがけない興奮が生まれる新製品創造の手法として確立されています。グローブ・トロッターはこうしたクリエイティブなパートナーシップの現代の流行に先駆け、20年ほど前からブランドコラボレーションに取り組み始めました。

銀座5丁目にあるグローブ・トロッター旗艦店に出かけてみませんか?- 1897年創業時の鉄道と蒸気船の時代から20世紀半ばの飛行機で飛び回る時代を経て、冒険心と豪華な旅を経験したい欲求が高まっている現代へと、グローブ・トロッターと旅をしてみてください。

GLOBE-TROTTER CLASSIC CASES
グローブ・トロッター クラシックスーツケース

c. 1897 Original brown suitcase. Vulcanised Fibreboard, made in Saxony.
1897年頃 元祖ブラウン16インチスーツケース ヴァルカン・ファイバー サクソニー 

c. 1935 Navy shoe case. Vulcanised Fibreboard, British made.
1935年頃 ネイビーシューズケース ヴァルカン・ファイバー 英国製

c. 1958 Burgundy 16″ Hat Case and Blue/Navy Suitcase. Vulcanised Fibreboard, made in England.
1958年頃 バーガンディ16インチハットケースとブルー/ネイビー26インチスーツケース ヴァルカン・ファイバー 英国製

c. 1970 Ivory, personalised 26″ suitcase and Red 26″ Suitcase. Vulcanised Fibreboard, made in England.
1970年頃 アイボリー26インチパーソナライズスーツケースとレッド26インチスーツケース ヴァルカン・ファイバー 英国製

1997 Safari collection. Vulcanised Fibreboard and leather, made in England.
1997年 サファリコレクション ヴァルカン・ファイバーとレザー 英国製

2017 Carbon/Burgundy 20″ Trolley Case. Carbon fibre, made in England.
2017年 カーボン/バーガンディ20インチトロリーケース カーボンファイバー 英国製

2020 to present Grey & Caramel 4-Wheel Cases. Vulcanised Fibreboard and leather, made in England.
2020年~現在 グレー&キャラメル4ホイールケース ヴァルカン・ファイバーとレザー 英国製

 

GLOBE-TROTTER COLLABORATIONS
グローブ・トロッター コラボレーション

 

Globe-Trotter Collaborations & Exquisite Partnerships

2007 Globe-Trotter x Eley Kishimoto
2007年 グローブ・トロッターとイーリーキシモト

マーク・イーリー(Mark Eley)とワカコ・キシモト(Wakako Kishimoto)は、その独自のファッション・コレクションとともに、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ジルサンダー(Jil Sander)、アルベール・エルバス(Alber Elbaz)、マークジェイコブス(Marc Jacobs)のようなデザイナーとの共同作品で有名なプリントデザイナーです。グローブ・トロッターのヴァルカン・ファイバー製ケースをカンバスにしてプリントが描かれた、初期のコラボレーション製品です。

2009 Globe-Trotter x Agent Provocateur
2009年 グローブ・トロッターとエージェントプロヴォケイター

ランジェリー界の異端メーカー、エージェントプロヴォケイターがグローブ・トロッターと提携した限定ケースです。ケース内部のライニングには、エージェントプロヴォケイター独特の絵柄で旅行ステッカーを模したイラスト群が描かれています。

2010 Wallpaper* for Globe-Trotter Limited Edition Luggage
2010年 ウォールペーパー グローブ・トロッター限定版ラゲッジ

Wallpaper* マガジンのモダンなエッセンスを凝縮したクラシックなブルーの配色のスーツケースです。ライニングには受賞歴のあるイラストレーター、ラッセル・ベル(Russell Bell)によるマンハッタンを俯瞰したイラストが描かれています 。

2010 Asprey Londoner Collection Suitcases in collaboration with Globe-Trotter
2010年 グローブ・トロッターとのコラボレーションによるアスプレイロンドナーコレクションスーツケース

アスプレイのクリエイティブディレクター、ブルース・ホークセマ(Bruce Hoeksema)とグローブ・トロッターのコラボレーションによるデザインのロンドナーコレクションスーツケースは、グローブ・トロッターが英国王室で使われているラゲッジメーカーである(そして、アスプレイは王室御用達のロイヤルワラント保持者である)事実を物語っています。スーツケースとトロリーケースの魅力的なセットからなり、デザインは2色、マットブラックのケースに酸化メタリックコーナーとブラッククロコダイルのトリム、そしてアスプレイのブランドカラーであり王室に関連するメタリックパープルのケースにパープルクロコダイルのトリムを用いています。どちらのデザインにもライニングにヘンプ麻が使用され、アスプレイの象徴的なデザインのロック、職人の手で型打ちされたアスプレイのレザーラベル、手縫いのクロコダイルのコーナーが施され、それらにマッチした取り外し可能なラゲッジストラップが付いています。

*展示品は初期サンプルにつき、一部仕様に違いがございます

2012 Globe-Trotter x Manolo Blahnik with Lane Crawford
2012年 グローブ・トロッターとマノロ・ブラニク/レーン・クロフォード

2012年、シューズデザイナー、マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)は40年にわたる自身のアーカイブから靴のコレクションをキュレートし、香港の老舗高級デパート、レーンクロフォードにて展示を行いました。ブラニクはこれに伴い、グローブ・トロッターを含む6ブランドと提携し、レーンクロフォードの店舗で販売する限定品の制作も行いました。赤と青のストライプのケースは完璧なシューズキャリアとなりました。

2012 Skyfall: The Stabilist (Assassin’s) Case
2012年 Skyfall :スタビリスト ケース

『007/スカイフォール』の公開と映画007ジェームズ・ボンドシリーズの誕生50周年を記念し、グローブ・トロッターが2012年にスタビリストケースを制作しました。コンシューマモデルは、オーラ・ラパス演じる悪役パトリスが映画の中で使用しているグローブ・トロッターがもとになっています(映画では、ケースを分解した部品からスナイパーライフルが組み立てられました) 。スタビリストケースのレプリカモデルは26インチのスリムなアルミニウム製スーツケースで、ダイヤモンド型のアルカンタラ・キルトのライニングに『007/スカイフォール』の登場を記念した内部プラーク(銘板)が付いています。ハンドルは狙撃用スコープを模したもので、グローブ・トロッターとパインウッド・スタジオ(Pinewood Studios)の武具職人がSkyfallのために特別に開発したディテールです。100台の限定版の各ケースには固有のシリアル番号が付けられています。

2014 Globe-Trotter x Comme des Garçons
2014年 グローブ・トロッターとコム・デ・ギャルソン

川久保玲によって設立されたコム・デ・ギャルソンは、大きな影響力をもつ日本のファッションブランドですが、初期には「ボロルック」と呼ばれることも多かった 、衝撃的なデザインで知られています。タータンチェックの外装からパンクカルチャーへのオマージュを感じ取れます。 

2015 Globe-Trotter x Christopher Jenner
2015年 グローブ・トロッターとクリストファー・ジェンナー

インテリア・プロダクトデザイナーとして著名なクリストファー・ジェンナーが、グローブ・トロッターとのコラボレーションにより伝統工芸品と現代テクノロジーとの融合を模索し、装飾ケースを制作しました。ジェンナーは、グローブ・トロッターのクラシックなスーツケースをベースに、ユニオンジャックと呼ばれる英国旗とグローブ・トロッターのシンボルである北極星のモチーフを組み合わせるアイデアを着想しました。そのアイデアからレーザーカットされたヴァルカン・ファイバーを革新的に重ねることにより目を見張るパターンが生まれ、ユニオンスターコレクションの製品に結実しました。

2016 Globe-Trotter x Alexander McQueen
2016年 グローブ・トロッターとアレキサンダー・マックイーン

13インチのミニユーティリティケースと21インチのトロリーケースの2種類の限定ケースが、アレキサンダー・マックイーンと共同制作されました。このファッションハウスは、ヴァルカン・ファイバー製のケースの全面にシルバーのスタッズとリベット留めの装飾を施しました。この特徴的なディテールは、スーツケースのボディに巻き付けられたブラックレザーのストラップとユーティリティケースのクロスボディのショルダーストラップにも見られます。ストラップは両方とも髑髏の南京錠で留められ、付属のブラックレザーのクロシェットに2組の鍵が収められています。アレキサンダー・マックイーンのロゴはレザーストラップのメタルバックルに刻印されており、ライニングにはブランドのシグネチャーであるアイボリーとブラックの髑髏柄がプリントされ、アレキサンダー・マックイーンのプラーク(銘板)も施されています。両ケースとも限定数の生産でした。

 

2016 Globe-Trotter The Rolling Stones Exhibitionism Capsule Collection
2016年 グローブ・トロッター「Exhibitionism -ザ・ローリング・ストーンズ展」記念 カプセル・コレクション

2016年の夏、ロンドンのサーチ・ギャラリーは世界で最もアイコニックなロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズに捧げられた初の国際展示会「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」を開催しました。グローブ・トロッターはこれを記念し、ザ・ローリング・ストーンズに触発された4種類の新デザインを制作しました。9インチのヘッドホンケース(ラゲッジタグとギターストラップ付き)、12インチのレコードケース(ラゲッジタグとギターストラップ付き)、21インチのトロリーケース(ラゲッジタグ付き)、そしてレザーのラゲッジタグです。ザ・ローリング・ストーンズの有名な舌のロゴが全デザインの特徴です。

 

2017 Tiffany x Globe-Trotter
2017年 ティファニー(Tiffany)とグローブ・トロッター

グローブ・トロッターより60年も前の1837年に創業した有名な米国のラグジュアリーブランド、ティファニー(Tiffany & Co.)とグローブ・トロッターとのコラボレーションです。トロリーケース4サイズ、ヴァニティケース、そしてジュエリーケースからなるコレクションは、すべて特別に作られたティファニーブルーのヴァルカン・ファイバー製です。対照的なシルバーのロック、シックなグレイブルーのレザーストラップ、調和したライニングによるエレガントで独特な外観を呈しています。ブランドプラーク(銘板)は、これらのケースが大西洋を挟んだ他に類のないパートナーシップの結果であることを証明しています。ラゲッジはティファニーの有名な五番街の旗艦店と、他の一部の店舗のみで入手可能でした。

2018 Gucci Cases made by Globe-Trotter
2018年 グローブ・トロッター製のグッチケース

1921年、グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)は、ロンドンの名高いサヴォイ・ホテルでポーターとして働いていた時の経験を活かし、最初のラゲッジ工房をフィレンツェに開きました。およそ1世紀の後、グッチはグローブ・トロッターのもとでハンドメイドの新しいラゲッジコレクションをつくり、改めて英国との結びつきを得ました。グッチのクリエイティブディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)はグローブ・トロッターを手に旅行することにすでに慣れていたので、グッチの2018/19年秋冬コレクションのために英国のラゲッジメーカーとプロジェクトを組むことは全く理にかなったことでした。このプロジェクトから生まれたコレクションは大胆なプリントやグッチのダブルGスプリームのパターンを特徴とし、グッチの有名なシグネチャーである緑・赤・緑のウェブストライプを取り入れています。興味深いことに、この特別なパートナーシップを実現するために行われた研究開発により、グローブ・トロッターは初めての4ホイールケースとともに、革新的なデジタル印刷技術を新たに手に入れました。また、グローブ・トロッターとして初めて竹の素材を用いることになりました(ヴァニティケースのハンドル用)。これは、竹がグッチのアイコン的素材であるためです。

2018-19 Globe-Trotter x Paul Smith
2018~19年 グローブ・トロッターとポール・スミス

2018年、グローブ・トロッターはデザイナーのサー・ポール・スミスとチームを組み、特別版のコラボレーションスーツケース120台を制作しましたが、数週間で完売しました。このため、グローブ・トロッターとポール・スミスはカスタマーの熱い要望に応え、2019年夏にコラボレーションを復活させました。20インチのクラシックなトロリーケースかより広い30インチ型を選択することができ、どちらのケースも120台のオリジナル版と同様、グローブ・トロッターのブラックヴァルカン・ファイバーにトレードマークのレザーコーナーを特徴とし、ポール・スミスの有名なシグネチャーストライプに着想を得た多色使いが際立っています。

2021 Globe-Trotter x BOAC
2021年 グローブ・トロッターとBOAC

初めて「ジャンボジェット」と呼ばれた航空機、ブリティッシュ・エアウェイズ747の引退を祝し、グローブ・トロッターは偉大な英国のアイコンだった航空機のデザインを記念した特別なスーツケースコレクションを制作しました。グローブ・トロッターの限定版BOAC Speedbird(スピードバード)キャリーオンケース は世界でわずか150台の限定受注生産でした。塗装はBOACのカラーリングに合わせレトロなパールとネイビーの配色(BOAC[英国海外航空]はブリティッシュ・エアウェイズの前身です)、ケースにはBOACのスタイリッシュなSpeedbird(スピードバード)のゴールドの記章をあしらっています。注目すべきは、蓋の内側のいつもグローブ・トロッターのメタルプラーク(銘板)が埋め込まれている場所に、747航空機から採取した貴重な機体の一部が埋め込まれていることです。

2021 Japan Football Association (JFA)
2021年 日本サッカー協会(Japan Football Association:JFA)

2021年、グローブ・トロッターは日本サッカー協会(JFA)創設100周年を記念し、サッカーファンと日本代表チームの両者を対象とした限定版のスーツケース、愛称SAMURAI BLUE を生産しました。コレクション価値の高い品ぞろえにはクラシックなヴァルカン・ファイバーモデルと最新鋭のカーボンファイバー版が含まれ、SAMURAI BLUEチームの世界ツアーにも帯同されています。

2021 Disney ‘This Bag Contains Magic’
2021年 ディズニー「このバッグが運ぶのは魔法です」

グローブ・トロッターがこれまでに経験した中で最もマジカルな コラボレーションの1つが他ならぬディズニーの最新コレクション「このバッグが運ぶのは魔法です」。発表が2021年の冬になったのは11月18日のミッキーマウスの誕生日を祝うためでした。この日は、この有名なキャラクターが初めて映画のスクリーンに登場した『蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)』の1928年の公開日です。豊富な品ぞろえには、キャリーオンケースやチェックインケースに加え、レザーのトラベルアクセアリー、メッセンジャーケースやロンドンスクエアハンドバッグが含まれ、ミッキーと仲間たちのアイコニックなシルエットやイラストが描かれたライニングが特徴です。

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