クリスマスを過ごしたい素敵なホテル10選

14 Dec 22

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クリスマスを過ごしたい素敵なホテル10選

スコットランドの古き良き伝統のホテルから、豪華絢爛なマラケシュのイスラム風宮殿ホテルまで。クリスマスの華やいだ雰囲気を存分に味わえる(または、その賑わいから逃れられる)10 のホテルを、旅行ライターのデイヴィッド・アナンドさんが紹介してくれます。

ヴィーコ・ミラノ(イタリア、ミラノ)
Vico Milano, Milan, Italy

 

19 世紀に造られたミラノの名高いショッピングアーケード、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア。きらびやかに飾られた巨大なクリスマスツリーを中心に最高に華やかに彩られたその光景は、これ以上なくクリスマスらしい魅力にあふれます。そんなガレリアからほど近い隠れ家ホテルでクリスマスを過ごしてみては?ヴィーコ・ミラノは全七室がスイートルームというブティックホテル。そのインテリアは世界最先端のデザイン都市ミラノにおいてもなお、ひときわ輝きを放っています。vicomilano.com/en/

 

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グレンイーグルス(スコットランド、パースシャー)
Gleneagles, Perthshire, Scotland

 

12 月が訪れると、スコットランド最高級のホテルは伝統的なクリスマス仕様に姿を変えます。本格的なスケートリンクに、人気のクリスマス劇の上演も。ホテル内の数ある至福のクリスマス・ディナーをたっぷりと味わったあとは、燃えさかる暖炉の炎の前で、逸品を湛えたグラスを手にゆったりとくつろいで。二日酔いの翌朝にすがすがしい冬の朝の散歩を楽しむにはぴったりな場所にいると思えば、心も穏やかです。gleneagles.com

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オテル・ナショナル・デ・ザール・エ・メティエ(フランス、パリ)Hôtel National des Arts et Métiers, Paris, France

気ままな遊歩者(フランス語でflâneur、フラヌール)の本場を訪れるなら、12 月はまさに絶好の季節。きりりとさわやかな冬の気候は、ぶらぶらと街を歩き、競うようなショーウインドウのディスプレイや思いきり煌びやかなイルミネーションを見て回るにはぴったりです。パリ三区のホテル、オテル・ナショナル・デ・ザール・エ・メティエは、おしゃれなマレ地区にほど近い立地。パリのホテルとしてはゆったりとした広い室内。ムーディーな魅惑のバー・エルバリウムは、カクテルの2、3杯もお供に引きこもりたい絶好の隠れ家です。hotelnational.paris/en/

ラ・マムーニア(モロッコ、マラケシュ)La Mamounia, Marrakech, Morocco

かつてウィンストン・チャーチル元英国首相が「世界で最も素敵な地」と評した都市マラケシュ。この街の最高級ホテル、ラ・マムーニアの壮大な庭園では、大切な日に先駆けて特別なクリスマス・マーケットが開かれます。キャビア、黒トリュフ、そしてピエール・エルメのブッシュ・ド・ノエルが並ぶホテル特製のクリスマス・ディナーは、この壮麗なイスラム風宮殿ホテルの豪華絢爛さに引けを取りません。mamounia.com/en/

アマン東京(日本、東京)Aman Tokyo, Tokyo, Japan

キリスト教徒が少ない日本では、クリスマスを正式に祝う風習がありません。それゆえに派手な喧噪を(ある程度)逃れたい人にとって、東京は絶好の場所。もっとも公的な祝日ではなくとも、クリスマスがまったく無視されているわけではありません。街はイルミネーションで華やぎ、店にはキッチュなサンタグッズがあふれることでしょう。控えめな端正さを湛えつつも極上の贅を尽くしたアマン東京で、クリスマスを過ごしては。aman.com


 ザ・スタンダード(イギリス、ロンドン)The Standard, London, England

その色づかいとレトロな奇抜さで遊び心を見せてきたザ・スタンダード。今季はさらにイタリア生まれのアーティスト、ライッサ・パルディーニが1階フロアのデコレーションを手がけることに。ポップなネオンカラーとまばゆく大胆な文字デザインが、クリスマス気分をさらに盛り上げてくれそう。12 月 24 日から 26 日に宿泊するゲストは、ホテル 10 階の豪華レストラン、デシモでのクリスマス特別ランチに招待されます。standardhotels.com/

ヘックフィールド・プレイス(イギリス、ハンプシャー)Heckfield Place, Hampshire, England

 

なだらかに起伏したハンプシャーの田園地帯にたたずむ、堂々たるジョージ王朝様式のお屋敷ホテル、ヘックフィールド・プレイス。今年のクリスマスは俳優ティム・マッキナリーさんによるディケンズの小説『クリスマス・キャロル』の朗読に、クリスマス・マーケット、ウィスキー・ハイキング、それにホテル従業員のフローリスト、エイプリル・ローズさんによるケーキとリース作りのワークショップと、楽しいイベントが目白押しです。 heckfieldplace.com

プティ・エルミタージュ(アメリカ、ウエスト・ハリウッド)Petit Ermitage, West Hollywood, USA

人工雪やヨーロッパの派手なクリスマスにはあまり興味がないという方は、太陽がさんさんと降り注ぐカリフォルニアを訪れてみては?ウエスト・ハリウッド中心部の趣あるブティックホテル、プティ・エルミタージュがおすすめです。個性あふれる名高い屋上レストランは、キャンドルの灯りに照らされた隠れ家のよう。大切な日を祝うのにぴったりです。petitermitage.com

キャッシェル・パレス(アイルランド、ティペラリー)Cashel Palace, Tipperary, Ireland

パッラーディオ様式の館から、アイルランド随一の美しいホテルへ。大規模な改装を終えて今年リニューアルオープンしたキャッシェル・パレスを訪れるなら、クリスマスは絶好の時期。三泊分の宿泊プランには大事なものがすべて含まれています。クリスマス仕様のアフターヌーン・ティーに、賛美歌、ホットワイン、サンタの訪問。多彩なボードゲームに、シャンパン・レセプション、ガラディナーも楽しめます。cashelpalacehotel.ie

ノビス・ホテル(デンマーク、コペンハーゲン)Nobis Hotel, Copenhagen, Denmark

童話のように完璧なクリスマス体験をお求めの方は、ぜひコペンハーゲンへ。ここならほぼ確実に雪が降っているし、市内のチボリ公園ではアルプス風のクリスマス・マーケットが開かれていますから。少々俗っぽいきらきら感を中和したいときは、ノビス・ホテルでのステイがおすすめ。20世紀半ばの北欧モダニズムを体現した、控えめな美しさが漂います。nobishotel.dk


デイヴィッド・アナンドさんは作家兼ライター。旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」と「GQ」で編集者を務めています。

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