2021年の限定コレクションは、グローブ・トロッターのマスコットであるエレファント・ジョンに敬意を表し、威風堂々とした象たちが実は厳しい状況に置かれている現状にスポットを当てました。
グローブ・トロッターのロゴマークには北極星が輝いています。北極星は古代から航海を導いてきた、勇敢な冒険の象徴です。
ところでグローブ・トロッターには、あまり知られていませんが、象のマスコットがいます。大きな体に優しい心を持ったエレファント・ジョン。彼のおかげでグローブ・トロッターが人々の注目を集めたのは、100年以上前のことです。
エレファント・ジョンは、実在した象の愛称です。1912年、グローブ・トロッターのスーツケースの頑丈さと耐久性を証明した「エレファント・テスト」を実演したのが、ジョンでした。当時、ドイツのハンブルグ動物園に住んでいたジョンは、体重1トンの巨体でスーツケースの上に乗っかり、まるでプロのモデルのようにポーズを決め、その様子は、1912~1913年のカタログの広告にも使われました。荒唐無稽にも思えるこの実験で、グローブ・トロッターのスーツケースが常に業界トップレベルの頑丈さであることが証明され、その日からエレファント・ジョンはグローブ・トロッターのシンボル、そしてマスコットになったのです。
その後、時代は移り、こうした曲芸のようなエレファント・テストを行うことは今では考えられませんが、その代わりにグローブ・トロッターは今年、エレファント・ジョンへの敬意と象たちへの愛情を表すため、自然愛護団体エレファント ファミリーとのコラボレーションを実施すると発表しました。エレファント ファミリーは、2002年に故マーク・シャド氏が自然保護活動家とともに設立した国際的なNGO(民間非営利団体)で、アジア象の窮状を訴え、人間と野生動物が共存できる環境を構築することを使命としています。
このコラボレーションでグローブ・トロッターは、エレファント ファミリーの協力も得て、誰からも愛される象の美しさを表現しました。そこには人間と野生動物の利害が対立し、私たちの愛するマスコット、エレファント・ジョンの親類たちが深刻な危機にさらされている現状を少しでも改善したいという願いが込められています。
そこでグローブ・トロッターは、エレファント ファミリー コレクションの商品を1点お買い上げいただくたびに、エレファント ファミリーが実施している貴重な自然保護活動に募金を行うことにしました。コレクションは、シグネチャーのロンドンスクエア・ハンドバッグから30インチのチェックイン・ケースまで、幅広く展開しています。グローブ・トロッターらしいシルエットながら、雲のように柔らかい「クラウドグレー」で彩られたヴァルカン・ファイバーボード製のボディにダークグレーのストラップとコーナーが調和した特徴ある配色です。ふたを開けると、ライニングに施されたレベッカ・キャンベルの生き生きとしたイラストが目を引きます。「A Cup of Rosie Lee」というタイトルのこの作品は、緑が生い茂る草原を象の群れが悠然と横切るさまを美しい色彩で描き出したもの。また、付属のラゲッジタグは鮮やかなグリーンのリサイクルレザーを素材に、エレファント ファミリーのロゴが記されています。
グローブ・トロッターのヴィセンテ・カステラーノ会長は、次のように話しています。
「エレファント ファミリーは野生動物やその生息環境を守るために非常に有益な活動を行っており、その活動を支援することは当社にとっても誇りです。エレファント ファミリー コレクションは、デザインの美しさを追求しただけでなく、彼らの素晴らしい活動に触発され、その成果を表現したものでもあると思っています。このコレクションを通じて皆様にエレファント ファミリーの保全活動を知っていただき、さらに将来、世界をめぐる冒険の旅のきっかけにしていただけることを願っています」
エレファント ファミリー コレクションは、4月28日から公式オンラインショップおよび グローブ・トロッター 各ストアにて発売
ニュースレター登録
グローブ・トロッターの最新情報をいち早くお届けいたします。