続いて、モントリオールです。いよいよF1は、世界一有名な現代サーカス、シルク・ドゥ・ソレイユ発祥の地、モントリオールに上陸します。モントリオールはフランス語圏カナダ最大の都市。洗練された建築、広々とした公園、屋外のテラスレストラン、そして人気料理プーティンに代表される独自の食文化など、北米とヨーロッパの文化が融合する個性的な街です。アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン®チームの熱戦に興奮した後は、今シーズンF1の次なるお楽しみに出かけましょう。
モントリオールで最も賑やかなエリアは?
マイルエンド – ニューヨークのウィリアムズバーグ、ロサンゼルスのシルバーレイク、ロンドンのショーディッチのように、最先端のトレンド発信地として知られているのが、モントリオールのマイルズエンドです。 グライムス、アーケイド・ファイア、マック・デマルコなど数々のミュージシャンやバンドを生んだアーティスティックなエリアです。バーや個人経営のブティック、食べ歩きの店などが界隈に建ち並び、たくさんのストリートアートも見られます。工場跡を改装したおしゃれな店でDJがプレイヤーを回し、ストリートアーティストが商売に励む姿も。そうそう、地元の人が「ニューヨークよりおいしい」と断言するモントリオールのベーグルを食べるのもお忘れなく。老舗ベーグル店のフェアモント・ベーグルは、100年以上前からここでモントリオール・スタイルのベーグルを手作りし、 販売しています。
都会の中の自然を楽しむには?
モンロワイヤル公園– モントリオールのセントラルパークと言われるモンロワイヤル公園には、まさに本家ニューヨークのセントラルパークを思い出させる風景が広がっています。と言うのも、どちらも先進的な景観建築家、フレデリック・ロー・オルムステッドが構想したものだからです。最終的な設計すべてをオムステッドが担当したわけではありませんが、広々とした芝生、並木道、小さな森があり、それに加えて池、遊歩道、湖、花壇といった様式美も備えている点は、どちらも共通しています。そうした要素がすべて一体となってゆったりと心安らぐ空間を生み出しているのです。丘の上には、市内を一望できる展望台もあります。モンロワイヤル公園は、特に夏がお勧めです。都会の喧騒を逃れて、のんびりと散策しながらリラックスしてはいかがでしょうか。
モントリオールをもっと「深く」見たいなら?
モントリオール地下街– 「RÉSO(レソ)」の愛称で知られる モントリオールご自慢の、とてつもなく巨大な地下街は、1990年代に学校でフランス語を習った人にはすでにおなじみでしょう。フランス語の教科書には、この地下街を歩き回るシーンがたくさん出てきましたね。聞いたことがないという人は、いくつもの地下鉄の駅やオフィス街、デパート、ホテルや観光スポットを結ぶ地下道と巨大なショッピングモールを掛け合わせたようなものが、モントリオールの真ん中にあると考えてください。凍える冬の朝には大変有難い施設ですが、夏に訪れても楽しいところです。
レトロな建物を見るには?
万博公園とジャン・ドラポー公園– バイオスフィアは、モントリオールが生んだ有名なバンド、アーケイド・ファイアがそのイラストをデザインに使ったことがあるので、ご存知の方もいるかもしれません。1967年に開催されたモントリオール万博で、会場の中心に設営されていた巨大なドームです。60年代を代表する 現代建築の最高峰として世界的に有名で、おかげでケベック州やモントリオールの地名も広く知られることになりました。万博跡地はジャン・ドラポー公園として整備され、他にも万博の建物がいくつか残っています。ピクニックにも最適なこの公園では、オシアガ・フェスティバルなどの音楽フェスも開催されています。そして何と言っても、ここからはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットがとても美しく見えます。景色がいいこと、ハイスピードが期待できること、万博のレガシーが周辺に点在していることから、F1ファンの人気が高いコースです。サーキットの名称は、ケベック州出身の有名なF1ドライバー、ジャック・ヴィルヌーヴの父であり、自身も伝説のドライバーとなったジル・ヴィルヌーヴにちなんでつけられたものです。
地元の人に混じってグルメを楽しむなら?
プーティンのおいしい店に行きましょう – モントリオールで醸造される有名なビール、モルソンを飲みながら長い夜を過ごした後の夜食にぴったりなのが、ケベック州の名物料理プーティンです。地元の人にも賛否両論あるようで、おいしさを熱く語る人もいれば、店の場所を聞かれて顔をしかめる人も。フライドポテト、チーズカード、ビーフグレービーを混ぜて、塩を振りかければ完成です。見た目は今ひとつですが、味はなかなかですよ。シェ・トゥージナンは、モントリオールでも有名なプーティンの店です。この店のチキンとグリンピース 入りプーティンは、もうひとつのケベック名物になっています。また、グリーンスポットという店では25種類のバリエーション豊かなプーティンを提供しています。レストランA. A.は午前4時まで営業しているので、深夜に食べたくなっても大丈夫。アストンマーティンF1チームのドライバーで、モントリオール出身のランス・ストロールが推薦するラ・バンキーズは、オールナイトで地元の料理が楽しめます。その後は、レスターズ・デリの「街で最高のスモークミート・サンドイッチ」もぜひ味わってください。
モントリオールのクールなミッドセンチュリー建築が見たいなら?
アビタ67– 1960年代から1970年代にかけて、モントリオールの街は驚異的な勢いで拡大しました。1976年にはオリンピック関連施設やミラベル新空港が建設され、そして翌年の万博の影響もあり、北米でも有数の建築先進都市となりました。そのころ、サン・ローラン川のほとりに建設された個性的な形が印象的な集合住宅のアビタ67 は、今もなお新しい可能性を示す建築として、世界中の 建築家、学生、観光客を引き付けています。設計はモシェ・サフディ。まるでアリの巣実験のような未来的なデザインとゴツゴツした外観が相まって、世界中の多くの同様の集合住宅に影響を与えました。
モントリオールで最高のテラスでお酒と料理を楽しむなら?
H3 – 夏のモントリオールでは、「テラス席」が大盛況。数カ月ものあいだ寒さに閉じ込められていた人々が、屋外の日差しの下で軽いひと皿とともにスプリッツァー(白ワインのカクテル)を楽しみます。気軽なビアガーデンからきらびやかなルーフトップバーまで、文字通り何百軒もの店がテラスで営業しています。ゴーシュティエール通りにあるヒューマニティホテル9階のレストランH3は、テラス、プール、洗練されたカクテル、スタイリッシュな料理という最強の組み合わせがそろったお店。店舗の設計は建築家の アンドレ・エスコバルです。
モントリオールの歴史を探求するには?
ヴュー・モントリオール(旧市街)– モントリオールの歴史は1600年代にさかのぼります。最初に毛皮商人が、次にフランス国王の命を受けた人たちが「新フランス」での暮らしを軌道に乗せるためにやってきて、新しい都市を作りました。こうしてモントリオールの建設が始まり、やがてケベック州最大の都市となり、年を経てカナダ有数の大都市へと発展しました。ヴュー・モントリオール(旧市街)周辺に点在する陰気なほど冷たい灰色の、石造りの歴史的な建物は見ごたえがあります。ボンセクールマーケットは特に保存状態が良く、また、シャン・ド・マルス広場は人間ウォッチングにぴったりのスポットです。サン・ローラン川の岸にある旧港まで下りて行けば、ショップ、カフェ、ブティックホテルなども見つかりますよ。
Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。
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