F1を代表するレースと言えば、それは最速のレースでも最長のレースでもなく、間違いなく モナコグランプリでしょう。F1カレンダーの中でもとりわけ華やかなその日を、どのレースよりも多くの人が待ち望んでいるはずです。2023年のF1を転戦中のアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン®チームも今週末、この小さな公国に乗り込みます。首都のモンテカルロには世界中から観客が押し寄せ、街の名物である急な坂道や歴史ある名所もにぎわって、街中が熱気に包まれることになるでしょう。
F1の激しいアクションを楽しめる場所は?
MGPライブファンゾーン – モナコグランプリは1929年から続くF1の伝統的な市街地レースで、ジッダなど、後に続いたレースにも影響を及ぼしています。サーキットの全長はわずか3.3キロメートルしかないので、観覧場所を確保するのは砂金を見つけ出すようなもの。しかし、コース沿いのスポットを押さえられなかった人もMGPライブファンゾーン に行けば十分に楽しめます。ファンパークの大型スクリーンではレースをライブ放映していますし、他にもピットストップチャレンジ、F1カーのシミュレーター、VR(仮想現実)体験、F1レーサーのインタビュー、音楽のライブ、ミニチュアサーキットなどさまざまなイベントを開催して、レースを盛り上げます。
モナコで美しいデザインを堪能するには?
ヴィラE1027とカップマルタンの休暇小屋 (ロクブリュヌ) – モナコのすぐ東、ロクブリュヌにある「ヴィラE1027」 と「カップマルタンの休暇小屋」は、いずれも建設当時の時代を先取りした先進的な建築物として有名です。とくに人気を集めているのがアイルランドの伝説的建築家、アイリーン・グレイが設計したE1027です。1920年代に設計・建築されたアールデコ様式の別荘ですが、暗号のような名称や、長年にわたって忘れ去られ、放置されていた歴史などから、非常に謎めいたモダニズム建築として有名です。もちろん今は、美しいインテリアも含めて完璧に修復され、ツアーで見学できるようになっています。中でも未来的なデザインのウォールタペストリーやソファは必見。とても100年前のものとは思えず、まるで先週デザインされたばかりのもののようです。
モナコの街の鼓動を感じるには?
ノブとニッキビーチ – 崖の上に建つフェアモント・モンテカルロ。ル・コルビュジエもきっと認めたに違いないモダニストスタイルの優雅なホテルです。建物は片側のピロティが海の上にせり出し、また、F1のコースを見下ろせるエリアもあります。プールサイドレストランの ニッキビーチは、F1開催中の週末はパーティーに格好の場所としてにぎわい、日中からDJが操る音楽やプールの歓声が響き、セレクションの良さで知られるシャンパンを楽しむ人であふれます。そして世界の食通に愛される和食の名店ノブでは、すしやシーフードのディナーを楽しめます。お忍びで訪れたセレブの姿をこっそり見ることができるかもしれませんよ。
モナコ随一のビューポイントは?
ドッグズヘッド – モナコにあるテットドシャン(「犬の頭」の意。英語で「ドッグズヘッド」)と呼ばれる山の頂上まで険しい道を登りきると、眼下にモンテカルロの街並みが広がります。サーキット、そしてはるか遠くの海までを視界に収めることができる絶景は、苦労して登った人だけの特権でしょう。実は山頂はモナコではなく、国境を越えてフランスのラ・テュルビー村の近くを550メートルほど進んだところにあります。この山はその名のとおり形が犬の頭に似ていると言われており、グランドコルニッシュロード随一の絶景ポイントでもあります。見上げると、海鳥が頭上を旋回して飛んで行きます。
モナコで最高のナイトライフを体験するには?
ボリナス – コートダジュール一帯でもとりわけ富裕層の多いカップダイユに向かいましょう。さまざまな層のセレブリティが日頃のストレスを発散するためにやってきます。正確に言えばカップダイユはモナコではなく国境を越えたフレンチリビエラの一部ですが、このボリナスをはじめ、モナコらしいリッチな雰囲気はそのままです。空腹を満たしたいときはフランス定番のタルタルステーキやボリナス・タパスプレートをどうぞ。タパスプレートにはバルバジュアン(エンパナーダを小さくしたようなモナコ料理)、エビのパン粉焼き 、ファラフェル、パンプキンフムス、ピタパンなどがのっています。シャンパンに目がない方のためには、ルイ・コンスタン・ブリュット・レゼルブもメニューに用意されています。ボリナスは高級ホテル、リビエラマリオットのテラスに面していて、プールサイドのパーティーエリア、地中海を見下ろすテーブル席、そして素晴らしい音楽があなたを待っています。
歴史を味わうには?
モナコヴィル(旧市街) – モナコの旧市街に出かけ、グレース・ケリーの足跡をたどりましょう。アメリカ出身の女優グレース・ケリーは1982年に亡くなるまで、このモナコヴィル(旧市街)で暮らしていました。レニエ大公とのロマンスに興味がある方は、二人が結婚式を挙げたモナコ大聖堂をはじめ、マーシー教会、オールド・モナコ・ミュージアム、グレース妃の私的なコレクションを所蔵するプリンセス・グレース・アイリッシュ・ライブラリー、サン・ニコラ広場、ルーベンスの絵画があるビジテーション教会 などで歴史を感じることができるでしょう。街全体が海に突き出た岩の上に築かれたモナコヴィルはモナコで最も古いエリアで、政府の建物もここにあります。
自然の世界を探索するなら
熱帯公園 – モナコで自然を楽しめる名所のなかでも、特に見ごたえがあるのが有名な熱帯公園です。ラ・コンダミーヌ地区からモンテカルロを見下ろす高台に、1万5000平方メートルの広大な植物園が崖に沿って広がっています。ガーデニングや植物を愛する人たちが訪れ、日照に恵まれて温暖な地中海気候の中で敷地一杯にのびのびと育つ多肉植物やサボテンを鑑賞しています。熱帯公園が開園したのは90年前。当時はほとんどのヨーロッパ人にとって、南米やオーストラレーシア の砂漠への旅行はあり得ない贅沢だったので、人々はここで珍しい植物の発見を楽しんだのです。植物の間をぬうように、遊歩道が続いています。
スーパーヨットを見に行きましょう
モナコ港 – 誰もが憧れるモナコの港は、世界で最も有名な港のひとつでしょう。世界有数の豪華なスーパーヨットがずらりと係留されています。港の一画にはラスカスバーがあり(そうです。F1サーキットのコーナー名の由来になったバーです)、その反対側にはヨットクラブがありますが、一般の人はドックサイドから眺めるしかありません。モナコ港は古い港ですが、大幅に拡張されて近代化も進み、今では700隻の豪華ヨットを係留できる規模になっています。映画『007/ゴールデンアイ』に登場したモナコ港の風景を覚えている方も多いのではないでしょうか。ボンドは本当にモナコが似合いますね。
Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。
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