F1 2023 インサイダーズガイド No.4:アゼルバイジャン バクー

28 Apr 23

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F1 2023 インサイダーズガイド No.4:アゼルバイジャン バクー

劇的な展開となったメルボルンでのF1オーストラリアGPは、フェルナンド・アロンソが3戦連続の表彰台獲得を果たす結果となり、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン®・チームは、続くアゼルバイジャンでも勢いを維持しようとしています。アゼルバイジャンの首都である国際都市バクーは、その歴史と近隣地域の自然美を際立たせるのみならず、ザハ・ハディッド設計のヘイダル・アリエフ文化センターやフレームタワーズのような新たな象徴的建築物を中心とする現代的都市に進化を遂げることで、「カスピ海のドバイ」として生まれ変わりました。

現代的都市バクーの象徴といえば?

-ザハ・ハディッド設計のヘイダル・アリエフ文化センター – ザハ・ハディッドの代表作ともいうべきこの不朽のランドマークを特徴づける、しなやかに曲がりくねった急勾配のデザインは、まさに現代的都市バクーの象徴です。ヘイダル・アリエフ文化センターは数々の宣伝用の写真に取り上げられ、バクーのイメージを色あせた栄光と旧ソ連的でキッチュな装飾の都市から現代的で洒落た都市へと一新させる立役者となりました。センターには絵画などの視覚芸術、パフォーマンス空間、図書館、博物館があり、バクーという都市の地面から有機的に出現したかのように見える、カーブを描く壮麗な一続きの屋根の下に、そのすべてが収まっています。この建築物は、イラク出身・英国国籍 の今は亡き建築家ザハ・ハディッドが遺した未来志向パラメトリシズムの偉業なのです。

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暑さに涼を求めるなら?

ケーブルカーに乗ってバクー全景を眺望できるダグストゥ公園へ – 新しい街に来たら真っ先に何をしますか?もちろん、エンパイアステートビルやエッフェル塔の最上階、あるいはプリムローズヒルやテーブルマウンテンの頂上に行って街を見下ろし、これから探索しようとしている場所の地理や地形を把握しようとしますよね。バクーでは、ダグストゥ公園がまさにその場所です。カスピ海に面し、古代まで遡る歴史を持つ魅力的な首都の素晴らしい眺めを堪能できます。頂上に行く最も楽しい方法はケーブルカーです。機械好きな人にはたまらないことでしょう。建築物と風景のなかに、バクーの名物ともいうべきフレームタワーズやカスピ海を見つけてみてください。

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バクーで一番素敵な美術館といえば?

YARAT コンテンポラリーアートスペース – YARATは、2011年にアイーダ・マムドバというアーティストが中心となって創設した芸術団体で、アゼルバイジャンが現代芸術の世界で知られた存在になることを願う芸術家と収集家と学芸員がそのメンバーです。2015年、旧ソ連海軍本部ビルにアートギャラリーを開設したとき、彼らの夢がかないました。ギャラリーはここで、この歴史的な建築物に敬意を表するとともに、アゼルバイジャン人がこれから辿ろうとする道、つまり、見応えあるすばらしいスポーツや文化イベントを見るために世界中の人々が彼らの首都にやってくる将来にも、光を当てています。ギャラリーは国内の芸術家への支援に熱心に取り組んでいますが(現在は、YARATアートスクール卒業生によって地元バクーで生み出された作品を展示中)、国際的な展示も開催しています。現在開催中のグループ展はトルコの写真家オスマン・ボズクルト を特集しています。アゼルバイジャンGPの最終日 まで開催されていますので、ぜひご観覧ください。


アゼルバイジャンの有名な炎の 景色を探索するなら?

アブシェロン国立公園自然美を切り取ったこの美しい公園はバクーから車で楽に行けるところにあり、生態学的に最も重要で、絵のように見事なアゼルバイジャンの風景を保護しています。もちろん、ハイライトは、公園内を歩くガゼルや愛らしいカスピカイアザラシにお目にかかるチャンスです。アブシェロン国立公園は、絶滅の危機に瀕しているこれら2つの種を保護するように設計されており、自由に生息できる場を設けています。ワシのように優れた視力の持ち主なら、ヨシゴイを見つけられるかもしれません。場合によってはオオヤマネコやヒョウも目にすることができるかもしれませんが、こうした威厳溢れる生き物を見られたら、その日はとてもラッキーだったということです。とはいえ、見られなかったとしても、岩の断崖や揺らぐ地平線に向かって広がる草原を堪能できます。

バクーの目利きたちが集う場所といえば?

「アートクラブホテル」のレストラン&バー、「ルーム」 – この高級ホテルが入念に監修したインスタグラムを覗いて、どんな料理や飲み物があるか見てみましょう。バクーで最も素敵なレストランの1つに数えられる「アートクラブホテル」のレストラン&バーは、古くからの郷土料理の要素とカスピ海ならではの食材をいかした素晴らしい料理に、美術展やアゼルバイジャンの伝統音楽を組み合わせ、さらにインターナショナルな装いを交えて提供しています。内装は、秋の紅葉を思わせる男性的な色合いのアンティーク調の家具に、ほこり1つ付いていない装飾品が数多く収められた年代物の木製キャビネットを合わせています。この街でお祝いの夕食会を開くのにうってつけの場です。

芸術とワインと小皿料理を楽しむなら「ルーム」もおすすめです。バクーの人気スポットとなっているこの店の中のざわめきは、肌で感じられるほどです。そして、選りすぐりの地元産ワインと遠くから取り寄せたお勧めのワインが並ぶワインリストは、アゼルバイジャン随一のレベルで、スパークリングワインも数多く取り揃えています。


時を遡るなら?

シルバンシャー・ミュージアム・レストランとアラズ・カフェ – バクーは歴史が色濃く残る古代都市です。中世から残るバターストーンの建造物は、訪れる人にシルバンシャー・マヌチフル1世イブン・ヤジド のような国王たちの名残を思わせます。その名にちなんだレストランが、歴史的な装飾のインテリアや当時の装束を身にまとったスタッフ、そしてドルマ、クタブ、シェチェルブラ、シャー・ピラフといった典型的なアゼルバイジャン料理とともに、伝統を蘇らせます。

もう1つのレトロなたまり場は、バクーの中心部にあるアラズ・カフェです。食べ応えのあるケバブとフレッシュチーズ入りサラダを皿に盛り合わせた料理のほか、コーヒーやデザートもあります。このカフェは、今リバイバル中の50年代の家具や装飾にすっかり包み込まれています。

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Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。

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