コーヒーと、クリエイティビティと、文化の豊かさで知られるメルボルン。のんびりとした居心地のよさに魅了され、とりこになってしまう旅行者も多いでしょう。でも、この街の魅力はそれだけではありません。 ボヘミアンスタイルのバーや個性的なコーヒーハウスが点在し、美食とスポーツシーンの興奮を両方楽しめる奥深い街なのです。
2023年3月30日から4月2日。F1のオーストラリアGPがメルボルンで開催されます。サーキットのある アルバート・パークを中心に、街が熱狂的な興奮に包まれるこの時期こそ、オーストラリア旅行に最高のタイミングです。
メルボルンの豊かなコーヒー文化を楽しむなら―デュークス
Dukes – イタリア以外で最高のコーヒーが飲めるのは、オーストラリア。これは、今や誰もが知る事実です。メルボルンでは2000年代からコーヒー人気に火が付き、舌の肥えた市民を満足させるカフェが激増しました。
メルボルンではバリスタは真の技を持つ匠とされ、世界的なスポーツマンと同様に「クール」な存在です。メルボルンのコーヒー豆は極めて丁寧に栽培、焙煎、保管、粉砕され、その品質の高さは世界に知られています。
せっかくメルボルンに来たのなら 、こだわりのコーヒーハウス、デュークス は必ず訪れましょう。10年以上前の開店以来、地元の圧倒的な支持を受けています。メルボルン市内に設置したローリング・スマートローストやプロバットの焙煎機を使って毎日豆を焙煎しており、中でもエスプレッソ・ブレンドは最高です。
他には、コリンウッドのアンティ・ペグズもお勧めです。ここのブリュー・バー で飲むブラックコーヒーは、まさに至福の一杯です。
オーストラリアのストリートアートを見学するなら―ホージャーレーン、AC/DCレーン
Hosier & AC/DC Lane – 1990年代にストリートアート が始まったときから、ホージャーレーンとAC/DCレーンはその中心として、文化と芸術を生み出してきました。ホージャーレーンは色と破壊で埋め尽くされています。万華鏡をのぞきこんだような模様や、才能豊かな芸術家による刺激的な壁画が続く街並みを歩けば、シェパード・フェアリーやマット・アドネイトの作品に出会うことも。
AC/DCレーンはごみごみしたロックンロール感あふれる通りで、レーンウェイ(路地裏ふう)と呼ばれるライフスタイルが生まれたエリアでもあります。通りの名前の由来になったのは、メルボルン出身で世界的に有名なロック・アーティストのAD/DC。元リードボーカルのボン・スコットをモデルに、マイク・マカトロンが制作した巨大な彫刻像は必見です。
ひと泳ぎしたいなら―セントキルダ
St. Kilda – メルボルンを訪れたら、ぜひ体験してほしいのが、有名なセントキルダ・ビーチでの海水浴です。メルボルン市内からトラムで気軽に行けて、のんびり日光を浴びながら1日過ごせます。
セントキルダ・ビーチは海岸線に沿って遊歩道、海の家、いくつもの緑の公園が並んでいます。中でも目立つのが、ご存知ルナ・パーク。100年以上前からある遊園地で、メルボルンの文化と歴史に欠かせないところ。訪れる価値ありです。
ここには素晴らしい生演奏を楽しめるレストランもたくさんあります。リパブリカのセントキルダビーチでは、「Peroni x F1 Grand Prix」というイベントが開催されています。3月25日からは、アストンマーティンのフォーミュラ1レースカー(シルバーストーンから直送)のレプリカを間近で見ることができます。リパブリカの雰囲気は刺激的で、メルボルンのF1の話題を知るのに最適な方法でしょう。
地元ならではの味を見つけたいなら、カーライルストリートの ザ・ローカル・タップハウスがお勧めです。常時20種類以上の味が用意されている、クラフトビール好きには最高の店です。
メルボルンらしい現代アートを鑑賞するなら―リヨン・ハウスミュージアム、ハウスミュージアム・ギャラリー
Lyon Housemuseum & Housemuseum Galleries – リヨン・ハウスミュージアムは、個人の邸宅に美術品を展示した美術館です。世界には、ベネチアのペギー・グッゲンハイム・コレクション、ロンドンのウォレス・コレクション、ニューヨークのフリック・コレクションなど、有名な邸宅美術館がいくつもありますが、このハウスミュージアムもそうした伝統的な手法を踏襲しています。著名な美術品の数々が美しく調和して展示されていますが、個人の邸宅が背景になっているので、美術品をより自然に、身近に感じられるはずです。
メルボルン郊外のキューという町にあり、コレクションの中心は現代アート、もちろんオーストラリアの作品です。ブルック・アンドリュース、ハワード・アークリー、ダニエル・クルックスなどの作品を収蔵しています。キューは豊かな緑と豪華な建築物が有名な郊外の町。リヨン・ハウスミュージアムとそのコレクションは、オーストラリアの現代アートの歴史の重要な一時代を象徴しています。
飲みたくなったら、メルボルンのボヘミアン・バーにトライ―フィッツロイ
Fitzroy – ヨーロッパの伝統を受け継ぐメルボルンでは、ヨーロッパの多くの都市と同じようにカフェやバーの文化が発達しています。中でもフィッツロイは、メルボルンの文化の鼓動の中心となるエリアです。建物の正面には古めかしいコロニアル様式のファサードやストリートアート。しかし、壁の向こう側では個性的なインテリアに囲まれて、ドレスアップした地元の上流階級の人々が集い、ブティックワインや秘蔵のスピリッツなど、さまざまな味を楽しんでいます。
日が暮れたら、居心地のいい店をさがしに出かけましょう。ブランズウィックにある、スパイシーなエッジのきいたカクテルがそろったブラックパール・バーや、ネイピア・ストリートにある、ローカルな雰囲気が心地よいザ・ネイピア・ホテル ・バーがお勧めです。
そして最後は、ブランズウィックで23年以上前から魅力的なカクテルを創作し続けているポリー・バーで夜を締めくくりましょう。
食の冒険をするなら―リトル・サイゴン
Little Saigon – メルボルンのフードシーンは、さまざまな国の味覚、スパイス、調理法が融合し、熱く盛り上がっています。あらゆる人の好みに合う料理が、ここにはあります。メルボルンでは140を超える民族の人々が暮らし、そのすべてがメルボルンの文化やフードシーンに深く根を下ろしているのです。
リッチモンドのビクトリア・ストリートにあるリトル・サイゴンは、地元の常連に愛される店です。周辺はベトナム人が多いエリアで、おいしいものがたくさんあります。ベトナムといえば、はずせないのがフォー。フォー・チュー・テ、またはアイ・ラブ・フォー264などが地元の人たちのお勧めです。
アドレナリン全開のF1で心躍る興奮を―アルバート・パーク
Albert Park – 文化、食、芸術、歴史をこよなく愛するメルボルンの街は、スポーツへの想いも熱いに違いありません。メルボルンのアルバート・パーク・サーキットでは、1996年からF1オーストラリアGPが開催されています。スポーツの優れた伝統と血統を受け継ぐこの地で、週末、F1グランプリが開催されます。マシンの激しいアクションが人々を熱狂させ、街中が興奮に包まれることでしょう。
アルバート・パークは市街地サーキットです。比較的都市部を、マシンが驚くほどのハイスピードで走ります。最近、F1ファンのために大規模な改修が行われ、ラップタイムが5秒短縮されたとともに、拡幅されたことでカーブではさらに攻めたラインを取れるようになりました。
Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。
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