F1 2023 インサイダーズガイド No.5 : マイアミ

12 May 23

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F1 2023 インサイダーズガイド No.5 : マイアミ

F1シーズンを迎え、アメリカ国内でも有数の華やかさを誇る3都市で開催されるレースの幕開けです。ラスベガスと熱狂に沸くオースティンでのアメリカグランプリに先駆けて、ここマイアミが最初の舞台です。各チームは5月5日(金)、マイアミ・バイスにキューバン・サンドイッチ、スカーフェイスやアート・バーゼル、そしてビーチで有名なこの地で大接戦を繰り広げることになりました。

マイアミが誇る黄金期を見たいなら?

サウス・ビーチのアールデコ地区 – 太陽が降り注ぐサウス・ビーチに立ち並ぶアールデコ様式の見事な建築は、マイアミならではの都市景観を作り出しています。波が打ち寄せるビーチに面したオーシャン・ドライブを歩くと、1920年代から30年代に建てられた見事なアールデコ様式の建築に目を奪われます。その姿から心に浮かぶのは、クルーズ船や曲線で構成された美しい自動車、疾走感、太陽の光、モダニズムでしょうか。驚くことに、この地区にあるアールデコ建築の数は世界一を誇ります。ドラマ好きの方なら、この活気溢れる場所があの大ヒット刑事ドラマ『マイアミ・バイス』の舞台であることに気づくことでしょう。あまりにも影響が大きかったので、フロリダのアールデコ建築の保護・保全に貢献したと評価されています。


マイアミで最も素晴らしいミッドセンチュリー建築といえば?

バカルディビルディング – マイアミはミッドセンチュリーモダン建築が好きな人にとって、まさに夢のような場所です。しかもビスケーン通り2100には、あのバカルディビルディングがあります。1960年代から70年代にかけて建設されたこのビルはかつて、ラム酒のブランドで有名なバカルディのアメリカ本社でした。1963年に建てられたタワーのひときわ印象的な壁画はフランシスコ・ブレナンドによるものです。ポルトガルの陶器にインスパイアされ、青と白のタイルで壁面を彩っています。1973年にはタワーの隣にイグナシオ・カレラフスティスが設計した「ジュエル・ボックス(宝石箱)」と呼ばれるビルが建設され、夜になるとライトアップされます。現在はナショナルヤングアーツ財団が本部として利用していますが、建物にはミッドセンチュリー当時の精神が今も息づいています。

マイアミが考案した高架跡地の活用法とは?

ジ・アンダーライン – 高架跡地の高さを生かしたニューヨークのハイライン公園(The High Line)に対するマイアミの答え、それがジ・アンダーライン(The Underline)です。ちょうど2年ほど前にオープンしたこの画期的な帯状の公園は、市内を走る高架線路の真下にあり、長さは16キロに及びます。周囲から守られ、他では味わえない体験を提供するこの公園は花や緑が豊かで、レクリエーションエリアや散策路もあり、熱帯気候のマイアミの雨や暑さを避けることができます。49万平メートルの公共スペースや緑地には自転車専用道路やヨガスポットもあります。

マイアミで最高にクールなストリートアートを見るなら?

ワインウッド・ウォールズ – ノースマイアミにあるワインウッド・ウォールズは、世界に類をみない屋外ミュージアムとして、観光客やストリートアート好きから根強い人気を博しています。現在6棟ある建物は今後増える予定ですが、ここでは壁画アートや巨大なグラフィティのほか、日本人アーティストのレディ・アイコ(Lady AIKO)やメキシコ人アーティストのNeuzz、さらにはニューヨークのクイーン・アンドレアの作品も見ることができます。円熟したアートシーンに受け入れられているストリートアートを屋外で体験できる場所は他にはありません。アート・バーゼル・マイアミでもたびたびフィーチャーされています。


F1世界選手権を連覇したフェルナンド・アロンソとレースを繰り広げるなら?

キモア・ストア – ワインウッド地区でストリートアートを楽しんだら、キモアのショップに行ってF1シミュレーターでF1さながらの興奮と疾走感を体験してみませんか。5月1日(月)から5月7日(日)までの間、フェルナンド・アロンソのラップタイムに挑戦という、車好きにはたまらない体験をすることができます。ひょっとすると勝てるかもしれません。7日(日)には、アストンマーチン(AM)F1チームがグランプリに参戦したときのマシンのレプリカが展示され、また、5日(金)には、AMF1チームのリザーブドライバー兼開発ドライバーのフェリペ・ドルゴビッチと、ドライバー・アンバサダーのジェシカ・ホーキンスが登場し、ファンと交流しました。


レースウイークに車好きが愛車のスーパーカーを駐車するのは?

マイアミ・ビーチ – マイアミ・ビーチは、多くの都市が目障りだとか、恥ずかしいと感じるものを文字通り上に上げることで、アートへと昇華させました。マイアミ・ビーチの立体駐車場は著名建築家が設計したものが多く、それ自体が人々を魅了しています。F1のためにマイアミを訪れる熱狂的な車好きであれば、必ず愛車を止めたくなることでしょう。例えば、1111リンカーン・ロード・ガレージ は、スイスの世界的建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンが手掛けたもので、薄い台形の柱と層をなすデッキを特徴としています。このほかにも目を奪われるような美しい駐車場がたくさんあります。

マイアミで今一番話題のレストランといえば?

BranjaBranja は、2016年にイスラエルで放送された料理バトル番組『マスターシェフ』で優勝したシェフ、トム・アビブがつい最近オープンした今一番話題のレストランです。オープンからまだ数カ月しか経っていませんが、すでに噂は広まり、マイアミでも特に予約困難な人気店になっています。ピタパンに魚を挟んだシュワルマやハルバ(クラックパイ)と呼ばれるスイーツは、ぜひ試していただきたい一品です。併設されているバーを設計したのは、あのロックスター、レニー・クラヴィッツです。

フロリダの伝説的な風景を満喫するには?

エバーグレーズ国立公園エバーグレーズはフロリダ随一の国立公園です。マイアミの熱気と喧騒に疲れたら、この誰もいない広大な湿地が、静寂と雄大な自然を渇望する心を満たしてくれることでしょう。かの有名なアリゲーター・アレー・ハイウェイは公園へ続く幹線道路で、その名の通り、道路の両側では恐ろしいアリゲーターの姿を目にします。ホバークラフトで湿地を渡れば、圧巻の景色が広がるハイキングコースが待ち受けています。

F1のスタイルと洗練された雰囲気にぴったりのメニューがあるのは?

ヴィラ・アズール – マイアミでフランス料理を提供するお洒落なナイトクラブ、ヴィラ・アズール はマイアミにちょっとした驚きをもたらしています。5月4日(木)から7日(日)までの間、バーテンダーが提供するのは、特別なカクテルです。「F1グランプリ」は、カサミゴス・ブランコ・テキーラをベースに、チリリキュールのアンチョ・レイエス、フレッシュライム、そしてほんの少しのいちごピューレを合わせたものです。『ティファニーで朝食を』に登場したあの有名なカクテルも、ここでの人気ドリンクです。もちろん、魅力的な食事メニューも揃っています。


グランプリを盛大に祝うなら?

ジ・エルザー・ホテル – マイアミの新しいブティックホテル、ジ・エルザーは、F1をテーマにしたパーティが開ける素敵なアイデアを思いつきました。フロート・ファクトリーと協力し、レーシングカーの形の浮きをたくさん用意。5月5日(金)から7日(日)までプールに浮かべます。5月6日(土)と7日(日)に開かれる盛大なパーティは、Eleven20 Tequilaのテイスティングから始まりました。

Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン®・チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。

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