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鮨職人・佐藤博之と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。

26 Sep 24

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鮨職人・佐藤博之と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。

鮨職人・佐藤博之と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。

 

銀座に鮨屋〈はっこく〉を構える佐藤博之さん。その代名詞でもある赤酢のシャリを生かした味わいは日本のみならず世界で注目を集めている。月に1度のペースで海外に赴き、腕を振るう職人が仕事道具を持ち運ぶためのラゲッジをビスポークした。

 

鮨職人・佐藤博之 - 世界に一つのカスタムラゲッジ

 

大切な仕事道具・包丁4本をきちんと運ぶために。

〈グローブ・トロッター 銀座〉のビスポークサービスでは、オリジナルのトラベルケースをオーダーできる。ボディやコーナー、金具などの外装はもちろん、内側のライニング、ステッチの糸まで好みの仕様に。あらゆるサンプルを手に、数億通りの中から世界に一つのラゲッジを作り上げよう。銀座店では経験豊富なスタッフによる丁寧な手引きもあり、理想にグッと近づくことができる。

今回オーダーに訪れたのは鮨職人・佐藤博之さん。「仕事柄、包丁は欠かせません。出張先が海外であっても、出刃包丁と刺身包丁は必ず持っていきます。だから、これが動かないようしっかり固定するのに特化したケースを作りたいです。他に持っていくべきものも少なくないので、全体の収納量はできるだけ削りたくありません」。まずは包丁ケースから相談が始まった。

普段から愛用している包丁を持参してくれた鮨職人・佐藤博之さん | グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

普段から愛用している包丁を持参してくれた。

 

既存のグローブ・トロッターラゲッジに入れてみて、希望のサイズ感を検討

 既存のラゲッジに入れてみて、希望のサイズ感を検討。

 

包丁のトレイを作ったときのイメージを共有

 サンプルを見せてもらいつつ、包丁のトレイを作ったときのイメージを共有する。

 

 持ち運ぶ包丁は、魚をさばくために使う出刃包丁、身を切るための刺身包丁の全4本。収納するにあたり、ビスポークスペシャリスト・佐野文利から提案が2つ。ひとつは、さや袋に収納しゴムバンドで固定する方法。そしてもうひとつは専用のトレイに収めてボタン付きのベルトで固定する方法だ。前者だとさや袋のサイズが決まってしまい、長短様々な包丁の長さに対応しにくい。また、ゴムの劣化も心配される。一方、トレイなら最長の長さに合わせて形作ればどんな包丁でも対応できる。固定する手段も、ボタンなら簡単かつ劣化も少ない。かくして後者の方法で包丁を収めることに。トレイは柄より1cmほど深く余裕を持った作りにした。

 

グローブ・トロッター銀座店にて。鮨職人 佐藤博之さん
大枠が決まったら色味を検討。テーマは「はっこく」に。

 

 

ケースの内側は包丁の柄に合わせて
ケースの内側は包丁の柄に合わせてチャコールグレーを選択。

 

 

グローブ・トロッターのオーダースーツケースはハンドルのステッチにも
オーダーはレザーハンドルのステッチにも及ぶ。サンプルを合わせながら熟考。

 

 

 海苔や米など、店で普段使いしている食材を持っていくことも。日本生まれの調味料、赤酢もそのひとつ。現地調達が特に難しいから、多いときには1.8Lのペットボトルで3本分持っていくこともあるという。収納スペースは確保できたが、かなり重たくなる。当然、車輪をつけることになった。4輪ではなく、佐野文利もおすすめする2輪に。収納スペースをより広く確保するため、伸縮ハンドルではなくレザーハンドルを付けるスタイルに落ち着いた。

全体のカラーリングは「はっこく」に合わせて「白黒」で。フチには赤酢から赤色をセレクトし、シックな外装が見えてきた。

 

 

グローブ・トロッター銀座旗艦店にて、愛用の包丁と鮨職人・佐藤博之さん
約2時間を経てオーダーは終了。

 

 

 

世界観と仕事道具が詰まった、〈はっこく〉らしさ溢れるラゲッジに。

 

〈はっこく〉の店内にて。佐藤さんがオーダーしたグローブ・トロッター。
見た目にも重厚感たっぷりのラゲッジ。〈はっこく〉店内にて。

 

 

 

 オーダーから約1年3か月後、ついに完成。ひと目見て「質感が最高ですね」と佐藤さん。内装も「はっこく」よろしく内ベルトは白、生地は〈フォックスブラザーズ〉のフランネルでチャコールグレーに。大ぶりなラゲッジは空の状態でもずっしり重量感があるが、車輪付きなので持ち運びはイージーだ。

 

 

はっこくの店内にて。グローブ・トロッターのビスポークケース。
ブラックのボディにホワイトのあしらいが施された「はっこく」らしい1品。フチを彩る赤色が印象的だ。

 

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仕事道具を収めてみる。「1週間ほどの出張には十分な容量ですね」と佐藤さん。

 

ラゲッジを開くと最上部に、今回のオーダーの要である包丁用のトレイが。柄の部分は袋で、刃先は約10cm間隔につくベルトで、それぞれしっかりホールドできる。移動時にも包丁が他と干渉する心配も少ない。ケース内の凸部でトレイ自体を下支えしている。その内部にもたっぷりの収納スペースが。赤酢やユニフォームはもちろん、海苔にさらし、必要なら米まで収まる大容量ぶり。

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装いをユニフォームに変えて一握り。味にも見た目にも、シャリに赤酢がきいた一貫。

 

 ラゲッジお目見えのこの日、実は、佐藤さんは約1週間に及ぶサンフランシスコでの仕事を終えて帰国したばかりだった。「ほとんど毎月海外出張に行くんです。だから今後このラゲッジは本当によく使うことになりますね。使用感が出てくるのが今から楽しみです」。

 

 

世界観と仕事道具が詰まった、〈はっこく〉らしさ溢れるグローブ・トロッター
シンプルなモノトーンゆえに、使い勝手もよさそうだ。

 

 

 

プロフィール
さとう・ひろゆき/1978年東京都生まれ。グローバルダイニングのサービススタッフから都内有名店で修行。銀座<鮨とかみ>で開店半年でミシュラン獲得。2018年に〈はっこく〉をオープン。20年には広尾に支店〈寿志團〉をオープン。⚫️〈はっこく〉東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル3F TEL: 03-6280-6555。11:30〜14:00、17:00〜23:30。日・祝休。

 

 

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※ご予約のお客さま優先となります。
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TEL 06-6313-1141
※10月11日(金)、12日(土)の2日間は、ビスポークスペシャリスト・佐野文利が来店いたします。
※ご予約のお客さま優先となります。詳細はお気軽にストアスタッフまでお問合せくださいませ。

 

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TEL 03-3352-1111(代表)

 

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