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ピアニスト・角野隼斗と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。

13 Sep 24

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ピアニスト・角野隼斗と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。

ピアニスト・角野隼斗と作る、世界に一つのカスタムラゲッジ。 

 

日本はもとより世界各地での演奏も少なくない角野隼斗さん。旅の相棒はトイピアノだ。「トイ」の響きよろしく子供部屋においてあるような可愛らしい外装で、収めたままで弾けるような作りにしたい。そんなピアニストならではのオーダーにビスポークで応えた。

「ケースに入れたままでピアノを弾きたい」。ユニークなオーダーには、唯一無二のビスポークを。

〈グローブ・トロッター 銀座〉のビスポークサービスでは、オリジナルのトラベルケースをオーダーできる。ボディやコーナー、金具などの外装はもちろん、内側のライニング、ステッチの糸までお好みでセレクト。あらゆるサンプルを手に、数億通りの中から世界に一つのラゲッジを作ることができる。理想にグッと近づけるために銀座店では経験豊富なスタッフによる丁寧なビスポークも大きな醍醐味だ。

 ピアニストの角野隼斗さんの希望はトイピアノを入れるためだけの贅沢なケース。「音色が好きなんです。子どもの頃に戻れるような気がして。ロマンがあるんですよね。実際、持ち歩くことも少なくありません。これまで使っていたスーツケースがだいぶくたびれてきてしまったので、新しいものに変えたくて」。

角野さんと持参してもらったトイピアノ- グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

角野さんと持参してもらったトイピアノ。

銀座店の店内を見る角野隼斗さん - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

店内の商品を見て、完成イメージを膨らませていく。

弾き心地を体感する角野隼斗さん - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

トイピアノを現行品に入れて、弾き心地を体感。

 愛着あるこの1品を収めるにあたって角野さんからの要望は主に2つ。「僕が使っているトイピアノは脚を外せるようになっているのですが、毎回付けたり外したりするのがちょっと手間なんです。だから脚付きのまま収納できたら嬉しいですね。それにケースを開けたらトイピアノを取り出さず、そのまま弾けるようにしたい。例えばカジュアルなレストランでパッと弾けたらすごく楽しいだろうなって」。なんともわくわくするシチュエーションだ。さっそく持参してもらったトイピアノのサイズを計測。弾く手に干渉しないよう、高さを微調整し、さらにケースを内側で結ぶ金具を外すことにしてより楽に鍵盤を叩けるようになった。

以下は、ここでは色味などのオーダーを決めている様子を伝えたい。

銀座店ビスポークスペシャリストと角野隼斗さん - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

ビスポーク専用スペースにも様々なサンプルラゲッジが用意されている。ビスポークスペシャリスト・佐野文利の有益なアドバイスも受けられる。

ケースのイメージはカラフルに - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

角野さんの外装のイメージはカラフルであること。多色の見え方を感じるためにスタッフがサンプルを見せてくれる。

バルカナイズドファイバーボード - グローブ・トロッター 日本公式

大量の色見本からオリジナルの組み合わせを検討していく。

「子供部屋にあるようなおもちゃのような見た目がいいですね」と、外装はカラフルに仕上げた。さらにオプションで角野さんのロゴを付けることに。職人による手描きで、位置やサイズ、フォントも自由に決められる。銀座店のビスポークスペシャリスト・佐野文利からはこんな提案も。「移動中にケースのなかでトイピアノが動く可能性が高いので、脚がある空洞の部分にウレタンを敷き詰めましょう。形に合わせたオリジナルを制作できますよ」。こうして外見のサイズ感から内側の仕様に至るまで唯一無二のケースの全貌が見えてきた。

銀座店店内にて、ピアニスト・角野隼人さん - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

ケースに描き込んでもらうロゴのデータなどを共有することを確認して、この日は終了。

 

ポップで遊びのあるトイピアノ専用ラゲッジが誕生。

フルオーダーのグローブ・トロッターと角野隼人さん - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

コンサートのために訪れた〈京都コンサートホール〉で。

 オーダーから約1年後、ついに完成したトランクと初対面。「いい色ですね。本当に子供部屋にあるような雰囲気でとてもかわいいです」と角野さん。コンサートを目前に控えるタイミングだったが、思わず顔がほころぶ。ケースに入ったロゴをよくみると筆のあとが。職人による手描きならではの温かみに溢れている。

職人による手描きの「かてぃん」ロゴがケースに - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

職人による手描きのロゴがケースに。

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前室でさっそく試し弾き。
ケースには〈グローブトロッター〉のロゴが刻印されている。

 

World Famous Luggage - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

ケースの内側にももちろんロゴが

さっそくケースを広げて試し弾き。トルコ行進曲の軽快なメロディーが響く。「こうしてケースに入れたまま弾くのはもちろん初めてです(笑)。事前に高さを調整してもらったし、サイドの金具もないので、手への干渉はほとんどないですね。あとは慣れるだけ。」トイピアノを固定するために作られたウレタンもぴったりフィットしていて移動には全く問題なしだ。 

軽量で頑丈なバルカナイズドファイバー - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

大ぶりな四角形のフォルム。他のラゲッジ同様、軽量で頑丈なヴァルカン・ファイバーを使用。 

 「トイピアノは僕にとってちょっとしたジョークみたいなもので、音楽を気兼ねなく楽しむためのもの。そんな楽しげな雰囲気を盛り上げてくれるようなケースになりました」。〈グローブ・トロッター〉のビスポークにかかれば、ピアノの演奏にも応えるオリジナルケースだって生み出せるのだ。 

京都コンサートホールにて、角野隼人さん  - グローブ・トロッター(Globe-Trotter)日本公式

ラゲッジを広げてピアノを弾く。こんなシーンを目撃する日も来るかもしれない。 

 

プロフィール
すみの・はやと/1995年千葉県生まれ。ピアニスト。東京大学大学院を経て、フランスで音楽情報処理を研究。国内外問わず様々な楽団と共演するほか、個人でYouTubeチャンネル「Cateenかてぃん」を運営。2024年秋にワールドワイド・デビューアルバムをリリースし、翌25年には全国15公演のツアーを開催予定。

 

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【ビスポークサービスお問合せ先】
グローブ・トロッター 銀座
TEL 03-6161-1897
※ご予約のお客さま優先となります。
詳細はお気軽にストアスタッフまでお問合せくださいませ。

【ビスポークフェア2024】
各直営ストアでは順次ビスポークフェアを開催しております。
会期中は、イニシャルペイント3文字、または単色のモチーフペイントスモールサイズを1柄無料でサービス。

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▼開催スケジュール

福岡岩田屋店 : 9月18日(水)~9月24日(火)
TEL 092-406-8806
★9月21日(土)、22日(日)の2日間は、ビスポークスペシャリスト佐野文利が来店いたします。

阪急うめだ店:10月10日(木)~10月12日(土)
TEL 06-6313-1141

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