出張や週末旅行に。小さいキャリーケースの活用方法とおすすめ10選を紹介

27 Oct 25

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出張や週末旅行に。小さいキャリーケースの活用方法とおすすめ10選を紹介

身軽に動きたい出張や、1~3泊ほどの週末旅行には、小さいサイズのキャリーケースを重宝します。

しかし、実際に使用するとなると「小さいキャリーケースで容量は足りるかな?」「何に気をつけて選べばいいの?」など、悩む方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、小さいキャリーケースを選ぶときのポイントや活用のコツ、限られたスペースを十分に生かすパッキング方法を解説します。

また、デザイン性と機能性を兼ね備えたおすすめモデルも紹介しますので、購入を検討している方は参考にしてください。

自分にぴったりの小さいキャリーケースを見つけ、身軽で快適に旅を楽しみましょう。

小さいキャリーケースの選び方

小さいサイズのキャリーケースを選ぶときは、以下の4つのポイントを意識して選ぶと、旅のスタイルに合った1台を見つけやすいです。

●     用途で選ぶ

●     素材の違いで選ぶ

●     便利な機能で選ぶ

●     開閉方法で選ぶ

それでは、一つずつ詳しく解説していきます。

用途で選ぶ

小さいキャリーケースは、使うシーンに合ったものを選ぶと、移動がより快適になります。

車での移動が多い場合は、特にサイズを気にせずに持ち歩けますが、飛行機や新幹線での移動が多い場合は、機内・車内に持ち込めるサイズを意識して選びましょう。

以下で、持ち込み荷物のサイズの目安をチェックし、キャリーケース選びの参考にしてください。

■ 機内持ち込みにする場合

飛行機の機内持ち込みを考えている場合は、航空会社ごとに規定が異なるため、利用予定の会社のルールを確認しておく必要があります。

目安として、荷物のサイズ規定は下記のような場合が多いです。

 

3辺の合計

3辺それぞれの長さ

身の回りの品と合わせた重量

国際線

115cm以内

55cm × 40cm × 25cm以内

7〜10kg以内

国内線

(座席数が100席以上)

115cm以内

55cm × 40cm × 25cm以内

10kg以内

国内線

(座席数が100席未満)

100cm以内

45cm × 35cm × 20cm以内

10kg以内

 荷物のサイズは、キャリーケースのハンドル部分やキャスターを含めた外寸で判断されます。

多くの場合、3辺合計が115cm以内のキャリーケースであれば、機内への持ち込みが可能です。ただし、LCC(格安航空会社)の場合は、上記の規定よりも厳しい制限が設けられていることがあるため、注意しましょう。

■ 新幹線の車内へ持ち込みにする場合

新幹線では、3辺合計160cm以内の荷物なら荷物棚への収納が可能です。

車内で足元に荷物を置きたい場合は、3辺合計120cm程度の小さいサイズを選びましょう。ただし、グリーン車ではフットレストで足元のスペースが限られるため、小さなサイズでも荷物棚へ収納する必要があります。

素材の違いで選ぶ

キャリーケースを選ぶ際は、素材の違いも確認するようにしましょう。

キャリーケースには大きく分けて、ハードタイプとソフトタイプの2種類があり、それぞれで素材が異なります。

素材の違いによるメリット・デメリットは、下記のとおりです。

 

素材

メリット

デメリット

ハードタイプ

・樹脂

・ポリカーボネート

・アルミニウム など

・衝撃に強い

・耐久性がある

・防水性能が高い

・重くなりがち

・柔軟性がない

・ファスナータイプではない場合は、全開しないと物を取り出せない

ソフトタイプ

・ポリエステル

・ナイロン など

・軽量

・柔軟性がある

・ファスナーを少し開けるだけでも物の取り出しができる

・耐久性が低い

・防水性能が低い

 中の物をしっかりと守りたい場合はハードタイプ、衣類などの荷物が多く、できるだけ軽量にしたい場合はソフトタイプがおすすめです。

旅のスタイルや荷物の内容に合わせて、素材を選ぶようにしましょう。

便利な機能で選ぶ

キャリーケースを選ぶ際は、機能面を比較して選ぶことも大切です。

下記にある機能の中から、使用シーンを考慮し、必要な機能を優先して選びましょう。

機能

できること

キャスターロック

キャスターが勝手に転がっていかないようにロックできる

静音

キャスターの音を抑えて移動を静かにできる

拡張機能

ジッパーを開けることで容量を増やせる

ハンドルの多段階調整

ハンドルの長さを細かく調整できる

開閉方法で選ぶ

小さいサイズのキャリーケースを選ぶに当たり、キャリーケースの開閉方法もチェックしておきたいポイントです。開閉方法には、下記のようなものがあります。

開閉方法

使い方

両面開き

本体の中央から両側へ開き、左右のスペースに荷物を詰める

フロントオープン

ボディ前面が開き、1つの収納スペースに荷物を詰める

縦開き

ケースを立たせたままボディやポケットを開き、荷物の出し入れをする

 開閉のしやすさや、荷物の出し入れのしやすさも、選ぶときに確認しておきましょう。

小さいキャリーケースの活用方法

ここからは、小さいサイズのキャリーケースを十分に活用させるポイントを解説していきます。

キャリーケースのタイプ別活用方法

小さいキャリーケースは、開閉方法に応じて使い勝手が変わります。そのため、手持ちのキャリーケースをシーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。

以下の表で、簡単にタイプ別の活用イメージをご紹介します。

タイプ

活用イメージ

両面開き

荷物を左右で分類できるため、出張や短期旅行で書類や小物の取り出しがしやすい

フロントオープン

前面が大きく開くため、空港や宿泊先で中身の確認がしやすく、必要なものをすぐ取り出せる

縦開き

ケースを立てたまま開閉でき、新幹線の足元や狭いスペースでも必要なものを取り出しやすい

 旅のスタイルに合ったタイプを選べば、荷物の整理がスムーズとなり、移動もより快適になります。

上手なパッキング方法

限られたスペースを十分に活用するため、効果的なパッキング方法についてもご紹介します。

■ 衣類は小さくして収納する

衣類はくるくると丸めて、隙間なくケースに詰めましょう。また、靴下は丸めて隙間に詰め込むようにすると、無駄なスペースを作らずにパッキングできます。

セーターのような厚手のものは、圧縮袋を使うとさらに無駄なく収められるでしょう。

■ 荷物は小分けにする

ポーチやケースを利用し、荷物は小分けにして収納しましょう。

スキンケア用品や化粧品類は、トラベル用の詰め替え容器に移し替え、ひとまとめにしておくと取り出しも便利です。

■ 壊れやすいものは保護する

タブレットやスマートフォンなどの電子機器や、ガラス瓶に入った化粧品や香水など、衝撃に弱いものはタオルや衣類に包み、保護した上で収納しましょう。

うまくパッキングすることも大切ですが、荷物を必要最低限に絞るのも大切なポイントです。また、洋服は着回しできるものを選び、現地調達も視野に入れるなど、荷物量を減らすための工夫もしましょう。

移動中の活用方法

小さいサイズのキャリーケースでの移動中、荷物が増えてしまったり、移動に制約を感じたりした場合の対処法も知っておくと安心です。

■ 小型コインロッカーを利用する

荷物が想定より重くなってしまったときや、持ち運びの負担を感じたときは、コインロッカーを上手に活用しましょう。

コインロッカーによって仕様は異なりますが、設置数が多い小型ロッカーのサイズの目安は、20〜30cm×35cm×57cmとなります。100席未満の国内線の機内持ち込みサイズならば、収まることが多いです。

小型ロッカーに入らない場合でも、国際線の機内持ち込みや新幹線の足元に置けるサイズの小さいキャリーケースは、中型ロッカーに収まることが多いでしょう。

荷物の量に応じてロッカーを上手に使うと、移動の負担を軽減できます。

■ エコバッグを活用する

買い物やお土産の購入で容量が足りなくなったときのために、折りたたみ式のエコバッグを持っていると安心です。

荷物の隅に詰めておけるものなので、1つは入れておきましょう。

おすすめの小さいキャリーケース10選

選び方や活用法を押さえたところで、ここからはグローブ・トロッターのコレクションの中から、1〜3泊の短期旅行や出張におすすめのキャリーケースをご紹介します。

グローブ・トロッターのキャリーケースは、耐久性や軽量性に優れたヴァルカナイズド・ファイバーボード(別名ヴァルカン・ファイバー)素材を使用し、一つひとつ手作業で作られています。

一番小さいサイズの「スモール キャリーオン」や、小回りがきく「キャリーオン」のタイプから、あなたに合うものを見つけてみてください。

1. オリジナル スモール キャリーオン/ネイビー

グローブ・トロッターの「オリジナル」は、1897年の創業当時からの製法・加工法を継承するコレクションです。

「スモール キャリーオン」は、コレクションの中でもっとも小さなサイズで、外寸の3辺合計が115cm以内です。 

これは、ほとんどの航空会社で機内持ち込みできる大きさとなります。

海や空を思い起こさせる深みのある「ネイビー」は、コレクションを象徴するアイコンカラーです。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3kg

2輪

 オリジナル スモール キャリーオン/ネイビー

2. サファリ スモール キャリーオン アイボリー/ナチュラル

多くのイギリス人探検家が活躍した1920年代、アフリカへの旅に着想を得て生まれたのが「サファリ」であり、ブランドの代表作として長きにわたり愛されるコレクションです。

アイボリーとコーヒーブラウンをベースにした2色展開で、中でも「アイボリー/ナチュラル」は、優しい色合いのコントラストが洗練された雰囲気を作り出します。

また、随所にあしらわれたナチュラルレザーは、使い込むほどに味のあるアメ色に変化し、風合いが徐々に変わっていく姿を楽しめます。

こちらも「スモール キャリーオン」のタイプで、ほとんどの航空会社で機内持ち込みが可能です。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3.7kg

2輪

 サファリ スモール キャリーオン アイボリー/ナチュラル

3. センテナリー スモール キャリーオン グリーン/ブラウン

「センテナリー」コレクションのスモール キャリーオンも、グローブ・トロッターのおすすめの1つです。

「センテナリー」は、創業100年を記念してデザインされたもので、1997年の秋冬コレクションよりブランドへ加わりました。

シリーズを代表する「グリーン/ブラウン」は、深いグリーンにブラウンレザーを配し、ゴールドのパーツが上品に映えるデザインです。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3.7kg

2輪

 センテナリー スモール キャリーオン グリーン/ブラウン

4. センテナリー スモール キャリーオン オックスブラッド/ブラック

同じく「センテナリー」コレクションのスモール キャリーオンでは「オックスブラッド/ブラック」のカラーもおすすめです。

高級ワインを思わせる赤みがかったカラーにブラックレザーを合わせたデザインで、ゴールドのパーツカラーがエレガントさと上品な華やかさを演出しています。

センテナリー スモール キャリーオン オックスブラッド/ブラック

5. センテナリー スモール キャリーオン ブラック/ブラック

「センテナリー」コレクションのスモール キャリーオンからは、さらに「ブラック/ブラック」もご紹介します。

ブラックにブラックを組み合わせ、シルバーのパーツを組み合わせたデザインは、短期の旅行はもちろん、ビジネスでの利用にもおすすめです。

ここまで紹介したほか、2つのセンテナリーのキャリーケース同様に、このモデルも多くのエアラインで機内持ち込みが認められます。

センテナリー スモール キャリーオン ブラック/ブラック

6. メトロポリス キャリーオン - 4ホイール フォグブルー

小さいサイズながら収納力を求める方には「キャリーオン」タイプのモデルがおすすめです。3泊程の旅行や出張に最適な大きさで、新幹線の車内でも足元に置けるサイズとなっています。

「メトロポリス」コレクションは、2025年に加わったモデルです。伝統的なヴァルカン・ファイバーのボディにアルミニウムフレームを組み合わせ、耐久性と軽量性を保ちながら、都会的な雰囲気を演出します。

また、4輪タイプのキャリーケースで、TSAロックにも対応しています。収納スペースはダブルジッパーで仕切られており、それぞれの空間ごとに整理して荷物を収められます。

「フォグブルー」は、落ち着きと上品さを兼ね備え、どんな場面でも使いやすい色合いです。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W42 x H56 x D21

34L

4kg

4輪

 メトロポリス キャリーオン - 4ホイール フォグブルー

7. オリジナル キャリーオン - 4ホイール ブラック

「キャリーオン」タイプでは、「オリジナル」コレクションのモデルも人気があります。

4輪タイプは、創業125周年を記念して加わったモデルです。軽くて丈夫なヴァルカン・ファイバーを同じく使用し、デザイン性もそのままに機能性を高め、ブランドの「進化」を体現しました。

存在感を発しながら、どんなスタイルにも調和する「ブラック」は、ビジネスから旅行まで幅広いシーンで活躍します。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W42 x H56 x D21

W38 x H49 x D21

34L

3.7kg

4輪

 オリジナル キャリーオン - 4ホイール ブラック

8. クルーズ スモール キャリーオン ロイヤルブルー/ネイビー

明るいカラーの小さいキャリーケースを探している方には、「クルーズ」コレクションの「スモール キャリーオン」がおすすめです。

贅沢でゆったりとした船旅をイメージして生まれた「クルーズ」コレクションは、ロイヤルブルーのボディにネイビーのレザーを組み合わせた爽やかなデザインが特徴です。内装にはロンドン・ピンストライプをあしらい、上品で洗練された雰囲気を漂わせます。

また、外寸の3辺合計は115cm以内で、多くの航空会社で機内持ち込みが可能です。小ぶりながらも、旅先でも存在感を放つ1台となるでしょう。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3.7kg

2輪

 クルーズ スモール キャリーオン ロイヤルブルー/ネイビー

9. オリエント スモールキャリーオン 漆/バーガンディ

豪華列車「オリエント急行」での旅にインスピレーションを得た「オリエント」コレクションにも、「スモール キャリーオン」のモデルがあります。

ブランド伝統のヴァルカン・ファイバー素材のボディに漆加工が施されており、バーガンディーカラーのレザーとの組み合わせで、クラシックかつ華やかな印象に仕上げられています。

ケース内部にはスエード調の素材が使われており、外観のみならず内装にも上質さが際立つモデルです。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3.7kg

2輪

 オリエント スモールキャリーオン 漆/バーガンディ

10. センテナリー スモール キャリーオン グレー/キャラメル

「センテナリー」コレクションの「スモール キャリーオン」は、落ち着いたグレーにキャラメルカラーのレザーを組み合わせたモデルも展開しています。

「グレー/キャラメル」は、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広くなじむカラーで、ファッショナブルなデザインを求める方にもおすすめのカラーオプションです。

【製品仕様】

外寸サイズ(cm)

本体サイズ(cm)

容量

重量

ホイール

W53 x H40 x D20

W47 x H35 x D18

30L

3.7kg

2輪

 センテナリー スモール キャリーオン グレー/キャラメル

まとめ

小さいキャリーケースを利用すると、出張や短期旅行をより身軽で快適に楽しめます。

機内持ち込みできるサイズならば、移動もスムーズです。機能やデザインにも注目して、ご自身の旅のスタイルに合う1台を選びましょう。

また、本記事でご紹介したグローブ・トロッターのキャリーケースは、職人が一点ずつ丁寧に仕立て上げており、こだわりがたくさん詰まっています。

機能性とデザイン性を兼ね備えた1台で、旅をより特別なものにしてみてください。