グローブ・トロッターのスーツケースとステッカーの収集に情熱を傾け、世界を旅した商船の通信士のストーリーを発掘
ロバート・ファルコン・スコット大佐やエドモンド・ヒラリー卿を含めて、世界で最も著名な探検家の中にその壮大な探検でグローブ・トロッターのケースに全幅の信頼を置いてきた人たちがいることは決して偶然ではありません。これは、唯一無二のヴァルカナイズド・ファイバーボードを使用することで極めて過酷な旅のシナリオにおいても耐久性に優れているグローブ・トロッターの強靭性を証明するものです。
グローブ・トロッターの不動の人気は、その特徴的な外見の美しさと、比類のない耐久性によるものです1912年に1トンの小象がグローブ・トロッターのスーツケースの上に立ったことでその耐久性が証明されたのは有名な話です。それ以来、グローブ・トロッターの旗艦店には小さな象の置物がスーツケースの強さを象徴するマスコットとして置かれています。
探検家や軍の将校、スタイル・リーダーたちが皆、変わらない美しさのグローブ・トロッターを競って手にしようとし、ケースにまつわる有名なストーリーが少なからずある中に、ツイスト氏の物語もあります。
1970年代の空港での取り扱いの悪さにより、ツイスト氏はネービー・ブルーのグローブ・トロッターを購入する前は、所有していたスーツケースを何個も壊していました。彼は商船の通信長として仕事柄、香港、アフリカ、オーストラリア、UAEなど世界各地を旅する必要にも耐えられるスーツケースの購入を探していました。
ツイスト氏は雑誌で象の試し乗りの記事を読んでからグローブ・トロッターのケースを知り、祖父の古いスーツケースを思い起こさせるクラシックなデザインに引き付けられました。彼はその後20年、毎日600海里以上の海を旅する間、常に彼の信頼できるグローブ・トロッターとともに過ごしました。1970年代と80年代、同じようなケースを携行していた BOAC(英国海外航空)の社員とよく間違えられました。
グローブ・トロッターの流行に左右されないスタイルのラゲッジに魅力を感じつつも、ツイスト氏は空港で自分のケースを他のケースと区別し、旅行中に何か特別にケースを保護するものが欲しいと考え、工夫を加えることにしました。幸いなことに、船員である彼はかなりのコレクターで、世界中の旅先で驚くほどたくさんの旅行ステッカーを集めていました。
ツイスト氏は自分のケースをラゲッジの受取場所であまり装飾されていない他のケースと区別できるようステッカーで覆い、グローブ・トロッターのコレクションを独自のデザインに変えました。特徴のあるケースは間違いなく人目を引きます。ニュージーランドの空港保安検査ではフライトの保安タグを見せるためステッカーをはがすよう要求されましたが、彼はもちろん拒否しました。
ステッカーを貼ったこのグローブ・トロッターのケースは50年近くの旅路に耐え(必要以上の荷物を持ち運ばれることもよくありますが)、何度も修理工場に持ち込んだことも確かですが、その形や頑丈さを保ってきました。グローブ・トロッターは旅行中に遭遇した多くの試練を生き抜いた唯一信頼できるケースだとツイスト氏は語ります。
グローブ・トロッターのケースは、単なるスーツケースにとどまりません。私たちの昔ながらのグローブ・トロッターはケース自体が彼の人生のスクラップブックです。工芸品や家宝のように、歴史の一部であり、生涯続く思いを込められる大切な物です。
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