イギリスのプリンセス・ロイヤル殿下がホッデスドンにあるグローブ・トロッター工場を見学
Photography by Ben Broomfield
1897 年の創業以来、グローブ・トロッター社は 120 年間変わらない手法と機械を駆使し、一点一点すべての商品を一貫してハンドメイドで作り続けています。約 100 名の熟練の職人を抱えるグローブ・トロッター社はUKファッション&テキスタイル協会の会員でもあります。
アン王女は工場で働くグローブ・トロッターの社員と和やかに会話を交わしながらグローブ・トロッターの工場見学ツアーを行いました。UKファッション&テキスタイル協会の会長 ナイジェル・ラッグ氏、同協会の最高経営責任者 アダム・マンセル氏、そして、グローブ・トロッター社の取締役副社長 兼 アジアパシフィック代表取締役 田窪寿保の三名がアン王女をお出迎えし、共に工場見学を行いました。
グローブ・トロッター社のビジネス開発部長 ジェームズ・フィッシャーは、アン王女の工場見学について次のように話します。「プリンセス・ロイヤル殿下を我がグローブ・トロッター社の工場にお迎えできるのは大変光栄です。過去 90 年間、ビクトリア朝時代にまで遡るイギリス伝統の技術を駆使し、イギリス国内にてスーツケースやレザーアクセサリー類をハンドメイドにて作り続けてきた甲斐があります。」
そしてフィッシャーは続けます。「アイコニックなグローブ・トロッターのスーツケースの製造工程はおおよそ 100 通りあります。ゼロから作り上げる場合、完成まで約 10 日間を要します。プリンセス・ロイヤル殿下にイギリス最高峰の職人技が詰まった由緒あるアイコニックな商品を作り上げるためのスキルをお見せすることができるのは大変光栄であり、同時に、グローブ・トロッターで働くチームにとってこの上ない評価として大きな励みとなります。」
UKファッション&テキスタイル協会のCEO アダム・マンセル氏は次のように話します。「ここイギリス国内でグローブ・トロッターが製造するファッショナブルなラグジュアリートラベルケースは、グローブ・トロッターブランドに世界的成功をもたらしました。また、世界的に有名な他のファッションブランドとの素晴らしいコラボレーションも実現してきました。グローブ・トロッターはハイテクと職人技を融合させ、独自の伝統的な製造法や機械と最新テクノロジーを同時に駆使し、一生使い続けることができる素晴らしい製品を創造し続けています。」
今回のロイヤル・ビジットは、イギリス製造業の豊かな伝統を祝福するUKファッション&テキスタイル協会のプロジェクト、“Let’s Make It Here”の一環として行われました。
UKファッション&テキスタイル協会の“Let’s Make It Here”プロジェクトのウェブサイトでは、商品タイプ、サポートサービス、場所といった条件を定めて検索することができ、デザイナーやブランド関係者がイギリス国内で原材料や様々なサービスをより簡単に調達することを可能としています。データベースは、毛糸、生地、衣類、アクセサリーなど原材料から、パターンカッターのような補助的サポートサービスの類まで、サプライチェーンのありとあらゆる段階を網羅しています。
イギリスだけでなく、世界的にも大きな関心を引き寄せている同ウェブサイトではイギリス国外からの問い合わせが多く、データベースに登録されている関連業者に繋げることで輸出の機会を提供し、イギリス製造業の伝統、高い能力、そしてクラフトマンシップの振興を進めています。
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