ジェームズ・ボンドが帰ってきた。
新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の世界を表現したグローブ・トロッターの最新コレクションとともに。
グローブ・トロッターは、映画007シリーズ25作目の公開を記念して“No Time To Die”特別限定コレクションを発表しました。
2012年の『007/スカイフォール』以来、3度目のコラボレーションとなる今回は、ヴァルカン・ファイバーボードを使った定番のトロリーケースに、グローブ・トロッター初となる4ホイール(4輪)を採用。
19インチ トロリーケースと26インチ トロリーケースの2サイズで展開しています。
グローブ・トロッターのデザイナー、シャーロット・セドンは、次のように語っています。
「『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』とコラボレーションできるなんて本当に感動的です。このコレクションは、グローブ・トロッターらしさも生かしたバランスの良いデザインになっていると感じています。グローブ・トロッターのケースである以上、アイコンとなっている受け継がれてきたアイデンティティは大切に守らなければなりません。つまりスタイリッシュで、エレガント、そしてシンプルなデザインでなければならないのです」
トラベルケースの色は、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の衣装デザイナー、スティラット・アン・ラーラーブさんがグローブ・トロッターのチームと協力しながら入念に選び出したオーシャングリーン。
アメリカ人のラーラーブさんはハリウッドを中心に活躍し、アカデミー賞を受賞したダニー・ボイル監督とともに『スラムドッグ$ミリオネア』や『127時間』といった映画を制作したほか、ボイル監督が総合演出を担当した2012年オリンピックの開会式にも携わりました。
色の決定についてセドンは、
「このように才能があり、人柄も優れた方と一緒に仕事ができたことは、本当にうれしいことでした。トラベルケースのボディやレザーの色について、こちらから様々な選択肢を提案しましたが、その中からオーシャングリーンが選ばれ、映画に使われることになりました。そのため自然な流れとして、今回の特別限定コレクションにオーシャングリーンとブラックを加えることになったわけです」
と話しています。
Q&A
衣装デザイナー
スティラット・アン・ラーラーブさんの
一問一答
グローブ・トロッターのどのようなところが、ボンドの美意識にふさわしいのでしょうか?
ボンドにはゆるぎない美の神髄というものがあります。
エレガントで、ラグジュアリーで、洗練されていることです。
そしてそれは、グローブ・トロッターのケースにも本質的に備わっているものです。
だからこそ、グローブ・トロッターはボンドの美意識とキャラクターに感覚的に適しているのだと思います。
“No Time To Die”特別限定コレクションのどのようなところがお好きですか?
このコレクションは、まさにボンドそのものです。
色も素材も現代的でエレガントで、少し意外性がありながら、伝統を忠実に守っているところが、非常にボンドに似ていると思います。
ジェームズ・ボンドというキャラクターは、目の前の状況を切り抜けるために直感的に素早く決断を下します。
駆け引きでは常に先を読んでいますが、その一方でどんなときも絶対に、本質的な強さとエレガンスを失いません。
その彼が『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の旅でも今までどおりグローブ・トロッターを選ぶのは、必然です。
彼は人生のあらゆる選択を直感的に行いますが、その直感がベストに働いた結果が、グローブ・トロッターなのでしょう。
衣装に注目すると、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は全体として、どんな雰囲気になっていますか?
これまでの作品のイメージを守り、絶対に損なわないように注意しました。
ジェームズ・ボンドには、これまでの作品を通して受け継がれてきたゆるぎない美意識があります。
歴代のボンドは、それぞれが何らかの「洗練」の定義を生み出し、その時その時の男性にとって最高のスタイルを体現してきました。
だから『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも、ボンドのファッションを少し進化させると同時に、これまでの衣装のスピリットを維持しなくてはなりません。
今回のストーリーでは登場人物がシリアスな心の動きを見せるので、衣装にもそれを反映したいと思いました。
どの衣装も、プロット、アクション、時、場所にぴったり合った正統派ファッションでありながら、全体として見れば、アイコンとして羨望を集める、言わばオペラのような雰囲気を目指しました。
ダニエル・クレイグさんがボンド役になってから、ボンドのスタイルは進化していますか?
007シリーズが始まってから60年、ボンドは常にスタイリッシュな男性を象徴する絶対的なアイコンとしての地位を守り続けています。
ボンド自身はごく自然にふるまっているだけなのに、他の男性は強烈に彼に憧れ、努力してもわずかに近づくことしかできない。
それはつまり、時と場所が変わって求められるものが変化しても、ボンドはそれをすべて取り入れているということですし、しかもごく自然に、ほとんど無意識のようにやってのけるのです。
映画の衣装デザインというものは、脚本や登場人物のニーズに忠実でなければなりませんが、ボンド作品の場合はそれに加えて、ボンドが「ボンドらしい」という条件も求められます。
ダニエル・クレイグが演じるボンドは、これまでに比べて情感が豊かで、憂いを秘めている感じがします。こうしたスタイリッシュなシリーズ作品の衣装は、内面よりもファッションアイコンとしてのルールに従うことを優先しがちですが、ダニエルのボンドの場合は、ゆるぎないスタイルとともに、内面がより強くにじみ出るものにする必要がありますので、それを反映した衣装を目指しました。
これまでのボンドのファッションでお好きなものは?
『007/黄金銃を持つ男』に登場したリネンのサファリシャツのファッションが好きです。
時代を象徴していたし、国を超えたエレガンスもあり、アクションにもぴったりでしたね。
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