1995年の『007/ゴールデンアイ』以降、007シリーズの全作品でジェームズ・ボンドが身に付けてきたオメガのタイムピース。
次回作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のために新作が発売されるのに合わせ、オメガとグローブ・トロッターのコラボレーションによる限定版のギフトセットが登場します。
今日はオメガの社長兼CEO、レイナルド・アッシェリマンさんをお迎えし、新しいボンドの時代の魅力、時間重視だとおっしゃる荷造りスタイル、時代を超えて愛されるオメガの伝統についてお話をうかがいました。
新作のグローブ・トロッター シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド リミテッド エディション セットは本当に美しいタイムピースですね。どのような方に好まれると思いますか?
世界中の人々です。
こんなすばらしいセットを欲しくない人がいるでしょうか?
ウォッチ愛好家、ボンドファン、グローブ・トロッターのファン、それから純粋にクールなアイテムが好きな方まで、多くの方に好まれると思います。
しかし、これは限定版なので257セットしかつくっていません。
ジェームズ・ボンドの作品は25本目ということで、それにちなんで250、それに007の7を組み合わせて257セットです。
グローブ・トロッターとオメガの相性がいいのは、なぜだと思いますか?
まず初めに思い浮かぶのが、品質を重視するクラフトマンシップという共通点です。
オメガは精密さ、革新性、卓越性に徹底的にこだわり、170年以上にわたって時計作りの技を磨き続けてきました。
グローブ・トロッターにも、それと同じ情熱を感じます。
両社ともそれぞれの分野で象徴となったアイコニックな商品の作り手ですし、どちらも誇り高い伝統に裏付けられたブランドです。
グローブ・トロッターのトラベルケースをお持ちだと聞きましたが、それはどんなケースなのか、それを持ってどんなところへ行かれたのか、お話しいただけますか?
実は私のトラベルケースは、グローブ・トロッターがある有名ファッションブランドとコラボレーションしたものなんです。
やや小ぶりで、週末旅行にちょうどいい大きさです。
また、ヨーロッパのあちこちへ短期間で出かけるときも重宝しています。
ご自身では、どんなオメガをお使いですか?
TPOで使い分けています。
場所だけでなく、1日のうちで時間帯によって替えたりもします。
そんな中でも私がオールラウンドに使えると思うのは、スピードマスター ムーンウォッチですね。
スポーティーでありながら上品なので、どんな洋服にも合います。
オメガ シーマスターがこんなにジェームズ・ボンドに似合うのは、どんな特徴があるからだと思いますか?
シーマスターは海軍や陸軍で実際に使われていたウォッチをベースにしたもので、非常に頑丈です。
ボンドはコマンダー(海軍中佐)ですから、これは大きな利点ですね。
また、正確さに対するオメガの水準は非常に厳しいので、その信頼性の高さも理由のひとつだと思います。
しかしご承知のように、007には極めて007らしいスタイルというものがあり、それを守ることで世界の認知度を維持しています。
シーマスターは単なる高性能なダイバーズウォッチではなく、陸の上でも圧倒的な美しさを表現できるタイムピースなのです。
ジェームズ・ボンドというキャラクターがこれほど長く愛されているのは、なぜだと思いますか?
私たちが元来持っている冒険心を刺激してくれるからだと思います。
ボンドは世界中どこにでも行くし、何でも最高のものを嗜みますよね。
スーツも、車も、時計も、すべて最高級品です。
みんなが「少しでもいいから、ボンドに近づきたい」と思うのでしょうね。
これまでボンド役を演じた俳優の中で、誰がいちばん好きですか?
どのボンドもそれぞれに個性的ですばらしかったですが、やはりダニエル・クレイグでしょうね。
彼の一連の主演作では、製作陣もいい仕事をしていると思います。
実はダニエルとは個人的にも非常に親しいんです。
熱心なウォッチ愛好家で、いっしょにいてとても楽しい人ですよ。
彼自身がオメガを非常に愛してくれているおかげで、007とオメガも最高の関係が結べていると思います。
映画の中でボンドは、東京からハバナまで、異国情緒ただようところも含めて世界中をたくさん旅していますが、その中で特に印象に残っているのはどこですか?
私は山の風景が好きなので、『スペクター』(2015年)の舞台になったアルプスの美しさが印象に残っています。
『スペクター』はオーストリアの国境近くで撮影され、本格的なアクションシーンもたくさんありました。
それから『ゴールデンアイ』(1995年)のモンテカルロもあげておくべきでしょう。何と言ってもボンドが初めてオメガを身に付けたのがこの映画でしたから。
お気に入りの国や都市はどこでしょうか?
ブータンでいろいろな土地を訪ねたり、人と触れ合ったりしたことは、本当に特別な体験でした。
なにより風景が美しいですし、妻とともにブータンの本物の文化、伝統、精神を体験することができたのは本当に幸運なことで、生涯忘れられない思い出になると思います。
好きな都市と言えば、ロンドンでしょうか。
活気があって、常にあちこちで何かが起きています。
ファッションやエンターテイメントの中心地ですし、私が心から愛しているホテルも何軒かあります。
外国での食事で、最も思い出に残っているものは?
私がオメガの社長になったのは2016年のことでしたが、最初の仕事のひとつが、リオデジャネイロで開催されたオリンピックでした。
開会に先立って、有名なコルコバードのキリスト像のふもとにある眺めのいい場所を貸し切ってゲストをお招きし、晩餐会を開催したのですが、あんなにすばらしい風景の中で食事を楽しんだのは、人生で初めてでしたね。
荷造りはどんなふうにしますか?
仕事がら、すべて時間に正確でなければなりません。
長年のあいだに、荷造りもかなり上手になりましたよ。
もちろん、家族全員で休暇旅行に行くとなれば、また話は別ですが。
旅に必ず持っていくものは?
スマートフォンです。
地図、搭乗券、アドレスブック、スケジュール帳などすべてスマートフォンに入っています。
最後の質問です。マティーニを楽しむときはどのように?
楽しい相手と一緒に。
シーマスター ダイバー300M ジェームズ・ボンド リミテッド エディション セットの詳細につきましては、オメガの公式WEBサイトをご覧ください。
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