F1 2024 インサイダーズガイド No. 05 – 中国

19 Apr 24

シェアする

F1-2024-Insider-s-Guide-No.-05-China - GLOBE-TROTTER

中国はフォーミュラワン®グランプリの開催国となることを長く待ちわびていました。そこには、世界に向けて自国を誇示するという目的のほかに、急速に成長する国内の自動車製造業にさらなる弾みをつけたいという思惑もありました。2004年にその願いが叶い、上海に作られたヘルマン・ティルケ設計のトラックで、初の中国グランプリが開催されました。しかし、ドラマはそれで終わりませんでした。新型コロナウイルスの大流行のため、2020年から2023年までの4回もレースが中止されたのです。レースが再開される今年、中国が興奮に包まれるのは間違いありません。アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン®チームのファンたちの声援を受け、フェルナンドとランスは本シーズンの力強いスタートの流れに乗れるよう全力を尽くします。

未来の国、中国

近年の中国における好景気は、同国に極めて未来的な様相をもたらしています。夜、上海に林立する超高層ビルがライトアップされる光景には、言葉もなく見とれてしまいます。新区の中心にそびえる東方明珠電視塔(オリエンタルパールタワー)は、建物というより宇宙ロケットのよう。タコのような形のハルビン・オペラ・ハウスなど表情豊かな文化施設を設計し名を成したMADアーキテクツによる、北京のフィルハーモニー・ホールも間もなく新規開業予定です。また、北京や深圳といった新空港は巨大かつ建築的な野心に富んでいます。高速鉄道が国内を縦横無尽に走り、広州市などの壮大な新駅もあります。サイエンスフィクションのようなリニアモーターカー、「上海トランスラピッド」にも是非お乗りください。この磁気浮上式の超高速モノレールに乗れば、空港から繁華街へあっというまに到着します。

China-GP-Journal-(2)
China-GP-Journal-(1)

旅の楽しみ方は?

かつては完全に分離され、互いに極めて独立していた香港とマカオ。何世紀もの間、珠江デルタを渡るボートでしか行き来ができませんでした。しかし6年前に、両地域を結ぶ極めて野心的な港珠澳大橋が開通し、状況は一変しました。今では、香港のHSBC世界本社の正面玄関から、リスボンをほうふつとさせる教会建築が残りポルトガル植民地時代の雰囲気が漂うマカオまで、車で一走りできるのです。堂々たる橋からは中国沿岸の比類ない絶景を眺められるほか、スウェーデン・デンマーク間のエーレスンド橋と同様、海の真ん中でトンネルへ潜る、実に忘れがたいドライブを体験できます。

China-GP-Journal-(3)
China-GP-Journal-(4)

中国の最新情報といえば?

かつて上海の外灘(バンド)は、大勢の人々がごった返す活気ある場所であり、信じられないほどの利益を生んだ産業革命の中心地でした。現在、中国最大の都市である上海は、世界中の建築家たちが考え出した魅力的なアイデアによって、黄浦江に新しいイメージを与えようとしています。航空機工場だった建物を建築家リウ・イーチュンがリノベーションした西岸芸術中心(ウエストバンド・アートセンター)には、多彩なアートが展示されています。オランダの現代建築の名手たちによるMVRDVも、同様の芸術スポットを近隣に建設中。元セメント工場に建設予定のゲートM・ウエストバンド・ドリームセンターは、間もなく同エリアの新しい文化施設としてオープン予定です。また、かつての工業地帯には川沿いに数カ所の新しい緑地が復活しました。TLSランドスケープ・アーキテクツが手がけた三林バレー・エコパークは、外灘エリアの人々や動物にとって魅力的、かつ環境面で持続可能な公園となっています。

次はどこに行く?

上海起点の小旅行といえば、以前は「フォルモサ」の名で知られた美しい島国、台湾です。現在の台湾は、治安がよく民主的な素晴らしい国。文化、歴史ある寺院、超高層ビル・台北101などの台北のハイテクモダニズム、極上の夜市グルメが楽しめます。のんびりと過ごしたいなら、日月潭や太魯閣渓谷がお勧めです。美しい自然の中でのハイキングやスイミングは、心をリフレッシュしてくれるでしょう。旅の締めくくりは、墾丁国家公園で決まり。台湾産のGiantの自転車で海岸沿いを走ったり、ゆらゆらと揺れる美しいヤシの木の下で冷たいビールを片手に魚のバーベキューを楽しんだりできます。

China-GP-Journal-(7)-(1)
China-GP-Journal-(6)-(1)

 

Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。

ニュースレター登録

グローブ・トロッターの最新情報をいち早くお届けいたします。

記事内の関連商品