Art Of Adventure: シドニー

27 Oct 17

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The Art Of Adventure: Sydney - GLOBE-TROTTER

今月は、世界を飛び回るトラベル・ジャーナリストであり、ビーチをこよなく愛するケイト・マコーリーが、太陽が降り注ぐ故郷の魅力を教えてくれた。

この20年間、世界中を旅しながら暮らしてきたけれど、今でもシドニーが私の故郷。私が出会う人たちは、シドニーに行ったことがあり、それを気に入ったか、あるいはまだシドニーに行ったことがなく、シドニーに行きたいと切望しているかのどちらかだ。私はフリーランスの旅行ライター兼写真家として働いているため、年に一度、2、3ヶ月間故郷を訪れることができる。北国の冬がやってくると、私は太陽を浴び、海で泳ぎ、留守の間に何が生まれたかを発見するために南へ向かう。

シドニーへの着陸は、いまだに最もスリリングな旅行体験のひとつである。骨身にしみるような長距離フライトの後、上空からコートハンガーのようなハーバーブリッジやオペラハウスの白く輝く帆を見つけたときの興奮は、圧倒的な青の奔流に匹敵するものだった。ボートが行き交うハーバーから、黄色い地肌で覆われた私の街の有名なビーチまで、シドニーは海に親しみのある人なら誰もが訪れるべき場所だ。

多くのシドニーっ子と同じように、私のシドニーでの生活も海を中心に回っている。ボンダイはシドニーで最も有名なビーチだが、私はマンリーで生まれたので、いつも最初に訪れるのはマンリーだ(ダジャレ)。旗の間をひと泳ぎしたら、次はシェリー・ビーチの穏やかな海に向かって歩き、ボート・ハウスで食事をする。

マンリーは、街の他の部分を観光するのに最適な出発点でもある。ここからサーキュラー・キー(Circular Quay)行きのフェリーに乗れば、30分ほどで港の気性の荒い口、タロンガ動物園(Taronga Zoo)(最も危険な動物や友好的な有袋類の動物を間近で見たいなら、訪れる価値がある)、裕福な北部と東部の郊外を通り過ぎ、オペラハウスとハーバーブリッジの壮大な景色に目を向けることができる。

サーキュラー・キー(Circular Quay)からザ・ロックス(The Rocks)周辺を散策すると、この街の植民地時代の歴史を感じることができる。ロックスには『キー(Quay)』(オーストラリアで最高のレストラン-予約はお早めに)や現代美術館(インサイダー・アドバイス:屋上のバーで素晴らしい景色を眺めながら日差しを浴びる)もある。

もちろん、シドニーでの生活は海岸沿いばかりではない。アーバン・ジャンキーなら、パディントン、ダーリングハースト、サリー・ヒルズといった都心近郊のレストランやバー・シーンをチェックするのもいいだろう。レッドファーンは、最近訪れて驚いた場所だ。旧キャリッジワークスが多機能アート・スペースに再開発され、街のエッジの効いた個人アート・ギャラリーがいくつかオープンしたことで、帰国時に必ず訪れたい場所リストにしっかり入った。

しかし、もし水に飛び込みたいのであれば、橋を渡ってミルソンズ・ポイントの『ノース・シドニー・オリンピック・プール』に降りてみよう。そして私も探してみて。高速レーンで周回するよ。

ケイト・マコーリーはオーストラリア生まれでロンドンを拠点とする旅行ライター兼写真家。『Elle』、『Harper's Bazaar』、『Esquire』、『Grazia』、『Time Out』、『Lodestars Anthology』などのオンライン版や印刷物に定期的に登場。また、いくつかの回顧録のゴーストライター、旅行ガイドへの寄稿、食、ファッション、旅行の専門家としてテレビやラジオにも定期的に出演している。現在、初の小説を執筆中。

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