列車の旅はロマンと冒険に溢れる感覚を呼び起こします。
デラックスコレクションの新作、「アメジスト」シリーズのトラベルケースの撮影は、旅のロマンを漂わせる豪華列車のベルモンド・ブリティッシュ・プルマン内で行いました。
新作発表の記念に、建築美溢れる世界の美しい駅を巡る旅に出かけましょう。
セント・パンクラス 駅(イギリス、ロンドン)
イギリスの偉大な建築家、ジョージ・ギルバート・スコットによって設計され、ビクトリア朝時代のネオ・ゴシック建築様式の最高峰と謳われている壮麗なセント・パンクラス国際駅。
リスティッド・ビルディング(歴史的に重要な指定建築物)のグレード・ワン(Grade-I)に指定されている重要建造物です。
今日のロンドンにおいて、最も美しい公共の建物として有名ですが、実は、1960年代に取り壊しの危機が生じた際に保存運動が巻き起こったおかげで取り壊しを免れました。
駅舎保存運動の発起人となった詩人のジョン・ベッチェマンの銅像が駅の上層階に飾られています。
他にも特筆すべきアートワークとしては、有名なセント・パンクラスの時計の下、‘I want my time with you’「共に過ごす時間が愛おしい」と書かれたトレイシー・エミン作の長さ20メートルにも及ぶ巨大なネオンサインが一際、存在感を放ちます。
グランド・セントラル駅(アメリカ、ニューヨーク)
名前もグランド(壮大)であれば、実際に壮大なグランド・セントラル駅。
ニューヨーク・シティが誇る壮麗なボザール建築様式のターミナル駅には、毎日75万人ほどの観光客と通勤客が訪れます。
1871年に建設されたオリジナルの駅舎は蒸気機関車が廃れた頃に一度取り壊されましたが、高さ約23メートルの窓、大理石の大きな階段、そして天界をテーマとした天井絵を誇る現在の新駅舎は1913年に開業しました。
グランド・セントラル駅は合計44本のホームを誇る世界最大の駅であり、『北北西に進路を取れ』、『スーパーマン』、『エターナル・サンシャイン』などの舞台として、多くの名作映画に度々登場しています。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(インド、ムンバイ)
映画『スラムドッグ$ミリオネア』のエンディングを飾る、エネルギッシュなボリウッドダンスシーンの舞台として登場し強い印象を残した ムンバイのチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅。
現在はユネスコ世界文化遺産に登録されている駅ですが、1888年の建設当初、当時のイギリス女王の治世にちなんでヴィクトリア駅と名付けられていました。
イギリス人建築家、フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスにより設計され、ヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築と、ムガル建築様式が融合した独特な建造物です。
駅の外に立ち並ぶライオンと虎の像は東西文化の融合を表現しています。
リエージュ・ギユマン駅(ベルギー、リエージュ)
美しいとされる建築物は必ずしも歴史的建造物である必要はありません。
スペイン人建築家、サンティアゴ・カラトラバ(バレンシアの芸術科学都市の設計者)は金属とコンクリートを用いて現代建築の名作、リエージュ・ギユマン駅を創造しました。
無駄のない美しい現代建築物である駅舎はベルギーの高速鉄道の急発展による乗客増加に伴い、2009年に建設。
近未来的なアーチ形のガラスとスチール製の天蓋(てんがい)によって駅内は自然光で溢れ返ります。
東京駅(日本、東京)
そのスケールの大きさだけを取っても、東京の主要鉄道駅である「東京駅」は実に驚異的な建物です。
交通の要衝というよりも、それだけで都市と呼べるような東京駅。
一番の見どころである、赤レンガ駅舎は1914年に建設されました。
駅構内には多くのショップやレストラン、ギャラリー、そしてホテルまで、様々な施設があります。
毎日、約50万人が利用する東京駅は日本で最も利用客の多い駅のひとつであり、182,000平方メートルの敷地を誇ります。
ウサギのトンネルのように入り組んだ地下道は商業ビル、ショッピングセンター、中央郵便局、そして他に6つの鉄道駅に連結しています。
今回の世界の駅リストにお気に入りの駅が見当たらなかった場合は、次のご旅行でグローブ・トロッターのケースと共に撮影した写真を #MyGlobeTrotter のハッシュタグを付けてインスタグラムにぜひ投稿してください。
出発進行!Belmond British Pullman(ベルモンド・ブリティッシュ・プルマン)について
・Belmond British Pullman(ベルモンド・ブリティッシュ・プルマン)は、かの有名なベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスの姉妹列車であり、1982年にデビューを果たしました。
・Brighton Belle(ブライトン・ベル)やQueen of Scots(クイーン・オブ・スコッツ)など歴史に残る豪華列車の車両を再生し、すべての車両が独特でそれぞれに独自の物語を持っています。オリジナルのBelmond British Pullmanの車両は1920年代から1950年代にまで遡り、多くの労力をかけて豪華絢爛な狂騒の20年代にインスパイアされた贅沢な内装が復元されました。
・アールデコ調のインテリアは、大英帝国の職人魂へのオマージュでもあります。オリジナルを製作した老舗の家族経営の工房によって復元された精巧な寄せ木細工、アンティーク家具、ピカピカに磨かれた真鍮、モザイク、ベベルド(面取り)ガラス、マホガニー材の建材など、職人技の光る多くの工芸品に溢れています。
・Pullman(プルマン)の列車名は、「車輪付きの宮殿」とも呼ばれた1860年代の豪華寝台列車の車両を設計したアメリカ人実業家のジョージ・モーティマー・プルマンにちなんで付けられました。
・ケントのリーズ城、ダービーシャーのチャッツワースハウス、歴史あるバス、美しいコーニッシュ沿岸など、日中の観光やオーバーナイトの停車をしながらイギリス中の観光地を巡ります。
・最新の旅程としてはハンプシャーのハイクレア城(別名、リアルな「ダウンタウン・アビー」)への旅が予定されており、2020年に初運行を迎えます。
・ベルモンド・ブリティッシュ・プルマンはGlorious Goodwood 競馬レースやGrand National 障害競走などのスポーツイベントへのツアーも行い、また、Murder Mystery Lunch や Celebrity Chef といった特別なランチやディナーイベントを主催しています。
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