F1 2023 インサイダーズガイド No. 16 – シンガポール

20 Sep 23

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F1 2023 インサイダーズガイド No. 16 – シンガポール

「アジアの宝石」と呼ばれるシンガポール。小さな島国の中にたくさんの魅力が詰まっています。有名なラッフルズホテルや、かつてイギリスにより建設された港や要塞といった植民地時代の遺産が残り、国土面積は世界最小クラスながら、マレーシア、インド、中国などさまざまな国のディープな文化や食が入り混じる他民族国家です。しかも世界有数の近代都市でもあり、夜のシンガポールを歩けば、まるで映画『ブレードランナー』の世界に入り込んだような気分です。

2008年に始まったシンガポールグランプリはF1史上初のナイトレースで、予測不能な迫力あるコースがファンに人気です。次々に登場するコーナーの側面には壁が立ちはだかり、わずかのミスも許されないため、ドライバーは体力と精神力の限界まで追いつめられ、持久力を試されるギリギリのレースになります。さらに、世界有数の賑やかな都会を走る市街地コースで、投光照明に照らし出される数々の劇的なアクションを見られるナイトレースということで、F1シーズンの中でも特に記憶に残る迫力のあるレースです。

ビーチリゾート気分を満喫するには?

Wシンガポール・セントーサコーヴ – 小さな島国を発展させた数々の土木技術の成果のひとつが、埋立地を中心に開発されたシンガポール有数の超高級リゾート、セントーサコーヴです。レジデンスエリアも併設するリゾートホテルのWで過ごすひとときは、まさに至福。日頃の緊張をほぐす、大きなプールやたくさんの静かな緑地があります。一方で、日が沈むころには、大都会らしい賑わいも楽しめます。客室のインテリアは、まるでヒップホップのビデオのように斬新。また、ヨットハーバーも近いので、海の上でひとときを過ごすのもお勧めです。

のんびり過ごしたいなら?

NCOクラブ – 植民地時代、シンガポールと香港の「クラブ」は世界的に知られていました。そこでは、名士たちが贅沢な昼食をとったり、夜には集まってカクテルを楽しんだりしていました。時を経てもそのイギリスの伝統が完全に消え去ることはなく、クラブは小さな遺産として残っています。JWマリオット・ホテルにあるNCOクラブはクラシックな伝統を守り続けながらも、同時に、そのホスピタリティは現代的なスタイルにアップデートされています。歴史ある建物はかつてシンガポール軍のクラブだったものですが、現在はライブミュージックラウンジのクールキャッツ、ワインバーのスタッグズ・ルームなど、レストランやバーに刷新され、人々を迎えています。

到着してすぐに楽しめる見どころは?

チャンギ空港 – シンガポールと世界を結ぶ空の玄関口であるチャンギ空港は、ただの空港ではありません。世界的なランキングで常にトップクラスに位置付けられるのも当然で、バタフライガーデン、世界有数のショッピングエリア、ビジネスクラスラウンジで頂けるセルフサービスのラクサなどの魅力に加え、清潔さと利便性は群を抜いています。また、追加投資を行って新規オープンしたジュエルと呼ばれるモールの中央には、屋内の滝としては世界一の高さを誇るHSBCレインヴォルテックスが迫力ある姿を見せており、すでにシンガポールを代表する名所のひとつになっています。

フレッシュな空気を吸いたいなら?

フォート・カニング・パーク – フォート・カニング・パークは、シンガポールの歴史を目撃した興味深い遺跡が数多く残る公園です。そのひとつ、地下要塞のバトルボックスは、1942年のイギリス軍と日本軍の戦いの舞台になったところ。また、かつてイギリス総督もこの公園内の館に住んでいました。公園全体が丘の上にありますが、その高台の中に総督の家が再現されています。実はこの家に最初に住んだのは、近代シンガポールの建国者のひとり、スタンフォード・ラッフルズでした。ラッフルズは熱心な植物学者でもあり、また、現在マリーナベイ・ストリート・サーキットから目と鼻の先にある有名なホテルの名の由来にもなった人です。ラッフルズは実験用の植物園を作り、その実験はイギリスの植民地政府に引き継がれました。公園内に今も残る植物園では、ナツメグ、クローブ、サトウキビ、茶などの植物を見ることができます。その他に、公園には大きな池があるほか、南国ならではのフルーツの木々もあちこちに植えられています。

ストリートフードを探しに行くなら?

屋台街でチリクラブを – シンガポールに来たら欠かせないのがストリートフード。シンガポールは世界一のグルメ大国だと言う旅行者がいるのもうなずけます。香り高いラクサ、濃厚なビーフレンダン、懐かしい味の麺類や炒め物、有名なカニ料理のチリクラブ、変わったところでは羊の脳みそなど、さまざまな味を堪能できるグルメ天国です。ストリートフードを味わいたいなら、アダムストリートやアモイストリートのホーカー(屋台)街、ティオンバルのホーカーセンターへどうぞ。熱気に満ちた賑わいと安くておいしい料理が皆さんを待っています。

シンガポール随一の、絵画のように美しいスポットは?

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ – 近代的なシンガポールを代表するもうひとつのスポットがガーデンズ・バイ・ザ・ベイです。何本もの人工の木「スーパーツリー」が周囲を見下ろして高くそびえる様子は、シンガポールを象徴する風景のひとつです。巨大な建物の中に多種多様な植物の生態が展示され、それらを見わたす展望台も整備されています。夜になると華やかにライトアップされるので、F1ナイトレースの観戦場所からも見ることができるでしょう。総面積が100ヘクタールを超えるガーデン(国土の狭いシンガポールでは驚くべき広さです)には屋外の植栽のほか、温室、芝生、カフェなどがあり、展示会も催されるなど、楽しみが満載です。自然を満喫し、シンガポールの人々がどれほど自然を大切にしているかを実感するには最適なスポットです。

芸術ファンにお勧めの美術館は?

シンガポール美術館(SAM) – 創設は1996年。世界の美術館に比べると比較的歴史は浅いですが、現在までの短期間に、現代アートの世界では東南アジア随一と評価されるまでに発展しました。市内にある植民地時代の古い建物を利用した本館とタンジョンパガー港近くの新館で運営され、有名な西洋美術だけにとらわれずアジアの芸術を積極的に打ち出しています。タイのアリン・ルンジャーンと地元シンガポールのチャールズ・リムはこの美術館を代表する芸術家で、2人の作品は常設展示されています。また、ミン・ウォンのインスタレーション「Wayang Spaceship(ワヤン・スペースシップ)」の展示が2023年末まで行われています。

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