F1 2023 インサイダーズガイド No. 15 – イタリア

07 Sep 23

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F1 2023 インサイダーズガイド No. 15 – イタリア

カーレースの心のふるさとの一つ、イタリアでのフォーミュラ1シーズンは、よりいっそう華やかになります。イタリアグランプリはモンツァで開催され、2023年F1の開戦ではアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン ®チームが同地を先頭で駆け抜けていくでしょう。モンツァでのレースは1921年まで遡る歴史を持つ伝統の一戦です。イタリアグランプリは、1950年代に現在のF1世界選手権大会が始まって以来毎年開催されており、アルベルト・アスカリのような偉大なレーサーが勝利をおさめてきました。レース観戦の常連客は夏の後半はイタリアに滞在し、スプリッツやジェラート、建築、陽光の注ぐビーチを楽しむのが賢い過ごし方でしょう。

イタリアで最も景色が美しい海岸線は?

ポジターノとアマルフィ – 岸壁に貼り付くようなドラマチックな道路に、クラクションを鳴らしながら走るベスパのドライバー、岩に砕ける波、人けのないビーチ、海鮮料理店のトラットリア、崩れ落ちるような昔からの村々。アマルフィの海岸にはこれらのすべてがあります。ポジターノの海辺近くではナイトライフを楽しめ、町の上の丘では樹上で熟したレモンの匂いが空気を柑橘系の香りで満たします。絵のように美しいコンカ・デイ・マリーニ村の上では、有名なボルゴ・サンタンドレアホテルが最近オープンしました。村の入り江で漁師の手で収穫されたあらゆる食材が、あなたのテーブルのフリット・ミストに並ぶことでしょう。

どこに行けば、初代カーのテストコースのスリルを味わえる?

トリノのリンゴット工場屋上 – トリノの一画では、未来派と、白熱していた新産業世界のモダニズムというイタリアの一時代の痕跡から、当時の自動車産業の永遠の躍動感が感じられるでしょう。リンゴット工場は1920年代に、未来を見据えた新国家推進のシンボルとして建設されました。世界で他に類をみない、バンクを設けた屋上のテストコースは、傑作として賞賛されました。そこでは、自動車が空中で加速してカーブを切る、一瞬の未来体験が可能でした。今日ではその夢の跡を探ることができます。

トスカーナで一番の風変わりなイベントは?

シエナの伝統行事パリオ – 今年の競馬レースを見逃してしまったとしても、心配ご無用です(2023年は7月2日と8月16日に開催されました)。一度、その歴史を知り、シエナを訪れたら、間違いなく次の年のフライトを予約するに違いありません。シエナの街の広場は世界最大の裸馬レース場に変わり、中世の衣装を身にまとった住民がトスカーナ地方のこの唯一無二の伝統あるショーを祝います。一度見たら忘れられません。とにかくシエナを訪れ、広場やレストランの壁の写真を見て、それについて人々と語り、美しい街と人々と馬について知ってください。きっとあなたは毎年パリオを観に来たくなるでしょう。

シチリア島の歴史を満喫するには?

オルテア・パレス – シラクサにはあなたが夢に描いたシチリアの街に期待する、食べ物、オープンカフェ、港のヨットといったすべてがあります。シチリア本土とオルティージャ島を分ける運河に隣接する1920年代の旧郵便局の建物が、極上の旅行があったぜいたくな時代を思い起こさせる装飾様式の優雅なホテルに生まれ変わりました。オートグラフ・コレクション・ホテルのオルテア・パレスは、昔ながらのシラクサの宿泊施設です。中央の吹き抜けには白い大理石のらせん階段があり、中二階に誘います。ここで「ホワイト・ロータス」のドラマを思い浮かべても不思議ではありません。

グランプリ後に歴史あるモンツァを楽しむには?

モンツァの建築と料理 – カーレースサーキットで世界的に有名なモンツァは、北イタリアの周遊で立ち寄る価値のある美しい街でもあります。ロンバルディア州に位置し、ミラノとコモに近いモンツァ市には、きれいな池に橋が架かるモンツァ公園のような貴重なスポットがあります。教会が多く、古い塔と歴史的価値のある大聖堂をもつサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会もその一つです。農村の生活を知ることのできる博物館があり、ライオン橋もユニークな光景です。豚肉とキャベツを蒸し焼きにしたカッスーラは、この地ではとびきり人気があります。Il Moro のような有名なレストランでは、モンツァを訪れた客がお腹を空かせることは決してありません。

ローマで最も歴史ある宿泊地は?

コスモポリタ – イタリアの首都、 ローマの歴史を探訪したい人々にとって、パンテオン、フォロ・ロマーノ、トレビの泉は皆、市を巡る観光の定番の立ち寄り先です。ヒルトンの タペストリーコレクションの1つであるコスモポリタホテルはローマの歴史的中心地区にあって、これら3つの間に位置するため、ローマの観光名所を簡単に散策することができます。ホテルの建物本体は歴史上有名な大邸宅で、劇場風の正面ペディメント(三角形の切妻) と田舎風の石造りのファサードを備えています。ところが、各部屋は改装され、暖かい色調と真ちゅうの備品類に、イタリアらしい斬新でモダンなもてなしが施されていて驚かされます。さらに、お腹を空かせた観光客には、この界隈にたくさんのレストランがあります。

イタリアの活気に満ちた流行の先端都市を探訪したいなら ?

トリエステ – 確かにトリエステは今のところ、皆が話題にするイタリアの町とは言えません。ジェイムズ・ジョイスが当地に10年ほど滞在し、オーストリア=ハンガリー帝国の港湾都市だった頃、トリエステは文字どおり世界的な貿易の中継地でした。帝国の終焉とイタリアによる継承の後は多少の衰退もみられましたが、その精神は生き残り、今日では新しい世代がここに好奇心をそそるあらゆる種類のプロジェクトを生み出しています。最近では、ウィーンのGratzhotelとUrbanautsが共同でクールな新装ホテルをオープンさせ、ドイツのデザイナーズホテルチェーン25 Hours(フィレンツェにイタリア第1号店のホテル を所有)がミラノでもベローナでもローマでもなく、トリエステにイタリア2号店のホテルをオープンさせる計画です。トリエステがベネチアのように混雑する前に、是非訪れてみてください。

すべてから逃れられる最適な場所は?

マドンナ・ディ・カンピリオ – イタリアで最も魅力的な山麓の村々の1つに駆け込めば、ナポリやローマの喧騒は、百万マイルも遠く離れているように思えることでしょう。賞賛の的であるマドンナ・ディ・カンピリオはトレンティーノ地域の、周囲を急峻な頂に囲まれた峡谷にあり、暖かい季節には完璧なハイキングの冒険、冬には理想的なスキーが楽しめます。メインストリート沿いにはカフェやブティックがあり、歴史あるサンタ・マリア・アンティカ教会も見逃せません。夏の終わりにはナンビーノ湖のハイキング(当然、ひと泳ぎの楽しみも)やさまざまなウェルネストリートメントを試し、リラックスしてみてはいかがでしょうか。自然に囲まれ、ヨガや瞑想をなさいませんか。

都市の文化的理解とは?

ジェノヴァ – イタリアのペストソース、ジェノベーゼ の首都ジェノヴァを懐かしむ旅行客はさぞうらやましがることでしょう。ジェノヴァには強烈な魅力があります。それはこの都市の多くの料理店トラットリアで出される美味しいパスタソースだけではありません。古代建築、現代建築、音楽、興味を引かれる通りの数々、そして海洋探検の歴史がリグーリア州の州都ジェノヴァを際立てます。芸術愛好家はヴィラ・クローチェ現代美術館を訪れ、ルーチョ・フォンタナ、ピエロ・マンゾーニ、ブルーノ・ムナーリ、オスバルド・リチーニ、ベン・ヴォーティエの作品を楽しめます。忘れずにロリ宮殿に足を運び、ジェノヴァのルネサンス、バロック、そして貴族の歴史と文化を吸収してください。ライフスタイルストアのViagarbali12は、ショッピングに最適なスポットです。最後に、ミシュランの星を獲得したレストラン、リストランテ・サン・ジョルジョとリストランテ20トレで最高級の料理を堪能してください。

イタリアの最新の隠れ家でリラックスしてくつろぎませんか?

ザ・ランチ・ローマ – 1910年に遡る美しいパラッツォ・フィウッジは、今日では他でもない、都市の郊外にあるリラクゼーションのための豪華な休息地として再考されました。フィウッジはローマの中心から1時間ですが、ここで行われていることのすべては、くつろぐこと、リラックスすること、バランスを整えることのみです。お望みのすべてのウェルネス体験がこのザ・ランチにはあります。ザ・ランチは、セレブに多くのファンがいるカリフォルニアの有名なウェルネス ブランドです。しかし、驚くことに、そのプログラムでは 毎日5時に起床してハイキングをし、食事はビーガンフードのみ。ユニークなホリデー体験であることは確かですが、身体を健康にする体験でもあります。

Globe-Trotter x Aston Martin Aramco Cognizant Formula One® Teamのパートナーシップは、クラフトマンシップ、イノベーション、ヘリテージへの共通のコミットメントを称えています。グローブ・トロッターのタイムレスなハンドメイドのラゲッジと、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チーム(AMF1)の最先端のデザインと性能が融合した限定コレクションを是非、ご覧ください。

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