ホイットニー・ブロンバーグ・ホーキングズさんに聞く、バレンタインデーに最適な花の選び方
今、グローブ・トロッターのストアでは愛が満開です。
花をテーマにした2020年春夏コレクションが発表され、英国旗艦店では話題の高級フローリスト「フラワーボックス」がショーウィンドウを華やかにディスプレイして、新作コレクションを盛り上げています。
1年で最も愛が高まる日はもうすぐ。
フラワーボックスの創立者のひとりであり、現在CEOを務めるホイットニー・ブロンバーグ・ホーキングズさんに、ロマンチックに愛をアピールする方法や、世界で最も美しい公園などについて、お話をうかがいました。
大学を卒業してすぐ、フランス版ヴォーグ誌の編集者になることを夢見てパリに渡ったホーキングズさんでしたが、結局就いたのは、ラグジュアリーファッションブランド、トム・フォードのアシスタントの仕事でした。
しかし、やがてそこで頭角を現し、広報担当のバイスプレジデントに就任します。
あるとき、オンラインで注文するデリバリーサービスがすでに人々の生活の一部になりつつあることに気付き、副業として、まだ開拓途上だった生花のデリバリーサービス会社「フラワーボックス」を始めます。
そして2016年、フラワーボックスの経営に専念するため、愛着あるトム・フォードを離れることを決意。
その決断は、報われました。
高品質な生花を使い、オーダーメイドで作ったアレンジメントを顧客に直接届けるサービスは大ヒットし、ラグジュアリーファッション通販大手のネッタポルテになぞらえて「生花のネッタポルテ」と言われるほどの大成功をおさめました。
もうすぐバレンタインデーです。大切な人に贈って失敗しない花束のアドバイスをいただけますか?
バラの花なら失敗がありません。
赤は情熱、薄いピンクは永遠の愛、白は純粋な恋心を表します。
もう少しオリジナリティを出したいなら、バレンタインデーの時期にトップシーズンを迎えるラナンキュラスもおすすめです。
いずれにしても、お花を贈るのがいちばんいいと思います。
典型的な方法がいちばん印象に残るということはあるものですが、バレンタインデーに花を贈る習慣も、まさにそれですね。
その他のチョイス、例えば個性が演出できる花などはありますか?
案外見過ごされがちですが、チューリップはどんな場面にもおすすめの花です。
誰にでも愛される花ですし、シンプルな花瓶に生けたチューリップの花束は、快活さと、エレガントな華やかさの両方を同時に感じられてステキです。
この時期に最盛期を迎える花は?
この時期にいちばん美しいのは、何と言ってもラナンキュラスですね。
冬に咲くボタンのような花です。
満開のラナンキュラスほど豪華な花は、そうそうありませんよ。
Image courtesy of FLOWERBX
花を飾るときのコツは?
花をアレンジするときは、やりすぎないことが大切です。
私がいつもお勧めするのは、季節の花を一種類、何本かまとめて花束にすること。
シンプルな花瓶に無造作に入れるだけで美しく飾れます。
今、私が使っているお気に入りの花瓶は本当にシンプルなものですが、フラワーボックスを始めるまで、なぜかそういうシンプルな花瓶が見つからなかったんです。
そこでフラワーボックスでは先日、どんな種類の花束にも合うシンプルな5種類の花瓶を新たに発売しました。
バレンタインデーに、絶対に避けた方がいい花はありますか?
1輪咲きの花を使った花束なら、どの花を選んでも失敗のしようがないと思います。
もともとそれほど好きではなかった花でも(私の場合はガーベラやカーネーションですが)、何も足さないで、すっきりとしたラボグラスタイプの花瓶に1種類だけを束にして生けると、感動的に美しいですから。
Image courtesy of FLOWERBX
バレンタインデーに何をしてもらったら、心が動かされますか?
フローリストを経営するようになってから、誰も花を贈ってくれなくなりました。
バレンタインデーに、淡いピンクのラナンキュラスを小さな花束にしてプレゼントされたら、大感激するでしょうね。
Image courtesy of FLOWERBX
グローブ・トロッターから、旅行についての簡単な質問です。
世界で特に美しいと思う庭園をいくつかあげてください。
パリのチュイルリー公園、フィレンツェのボーボリ庭園、ロンドンのキューガーデンは、行くたびに感動します。
3カ所とも美しいだけでなく幻想的でもあり、そこにいると世界が止まったように感じます。
Kew Gardens (Photography by Jeff Eden, RBG Kew)
お気に入りの国または都市は?
春のプーリア、夏のプロバンス、冬のケニア、そしてロンドンは1年中。
Puglia, Italy
いつかは行ってみたいと思っているところは?
ユタ州のアマンギリです。
旅に必ず持って行くものは?
クッションピローです。
次の旅行の予定は?
5月にプーリアへ行き、ボルゴ・イグナシアに滞在します。
食事も最高においしく、海も太陽も楽しめ、3人の子どもたちが喜ぶ楽しいキッズクラブもあり、まさにパラダイスです。
Borgo Egnazia, Puglia, Italy
詳細については、www.flowerbx.comにアクセスして 、バレンタインデーの花のアイデアをご覧ください。
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