2022年秋冬のトレンドカラー

30 Sep 22

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2022年秋冬のトレンドカラー

再びやって来ました、ロンドン・ファッションウィークの季節です。グローブ・トロッターがお届けする注目の新シーズンカラーをご紹介します。

ブリテン島の秋は一気にやって来ます。気だるい夏の空気と灼けるような暑さは――今年は異例の様相を呈しましたが――日付が9月1日になったとたんに和らぎ、霧と雨とどんよりとした曇り空に様変わりしたようです。

そのせいでしょうか、デザイナーが世界に向けて春夏コレクションを発表する場がよりによってロンドン・ファッションウィーク(今年は9月16~20日開催)であることに、なんとなく違和感を覚えてしまうのは。ファッションエリートたちは来年のコレクションに目を光らせているというのに、それ以外の私たちは秋の真っただ中にいて、秋物を纏っているのですから。

それでは、2022年秋冬シーズン注目のカラー5色と、グローブ・トロッターのラゲッジやアクセサリーを使った上手なトレンドの取り入れ方をご紹介しましょう。

TRUE BLUE

映画『プラダを着た悪魔』の中で有名ファッション雑誌編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ演)が、アシスタントとして働き出したアンディ(アン・ハサウェイ演)の冴えない服装を痛烈に皮肉る場面を覚えていますか。ファッションにはまったく無頓着なアンディが着ているセルリアンのセーターをめぐる会話です。実は今年の冬、文字どおり多彩なネオンカラーやバービーピンク(後段を参照)と並んでワードローブを彩ることになるのが明るいブルーなのです。セルリアンといっても実際には明るいアズールブルーからスカイブルーまで色合いはさまざまです。太陽や海、夏を感じさせる色調なので暑い季節に登場するのが通常ですが、今シーズンはエレガントなシルクのテーラードやパーティードレスに取り入れられています。

GET THE LOOK

グローブ・トロッターで人気のコレクションの一つが「クルーズ」。印象的なロイヤルブルーのボディにはコントラストの効いたブラックのストラップとハンドル、内装生地には豪華なヨットを思わせるピンストライプ。タイムレスでロマンティック、クラシックなのに驚くほど現代的という、まさに流行のモデルです。

ALL-OUT AUTUMN

秋といえばブラウンですか?「それは斬新だこと」――いや、ここでは映画の中のミランダのような皮肉はやめておきましょう。とはいうものの、ブラウンという色は、パッと見たところ、決して寒い季節のカラーとしてはオリジナリティがあるわけでも、心が躍る色でもなさそう・・・・・・くらいは言っても良いでしょうね。ですが実はその逆。ブラウンは、誰にでも似合う、そして、チョコレートやキャメル、シナモン、ブロンズといった色合いで容易にエレガンスを演出することのできる、クラシックで洗練された色合いなのです。シャネルやフェンディのランウェイでも披露されたように、ブラウンは秋のアウターの定番カラー。たとえ頭の先からつま先までブラウン一色であっても――例えば、上が厚手のニットで、下がロングのタイトスカートと膝丈ブーツであっても――絶対に失敗しません。同じブラウン系で現代的な色合いのバーガンディも今シーズンのトレンドです。

GET THE LOOK

オックスブラッドは秋にピッタリな色合いです。完全にレッドでもなければブラウンでもパープルでもない。オックスブラッドはサルトリア(イタリア語で「仕立屋、テーラー」を意味する)の世界で用いられる色合いです。グローブ・トロッターの「オックスブラッド」コレクションは、ディテールにブラックとゴールドを用いたゴージャスなカラーのコレクションです。各種サイズのスーツケースをはじめ、「ザ・ロンドン・スクエア」バッグやウォッチケース、アタッシェケースなど、お客様が手に入れたくなるさまざまなラゲッジやアクセサリーをご用意しました。このほか、ブラウン/バーガンディのスーツケースやブラウン/ナチュラルの「サファリ」コレクションもこの秋のトレンドを追求した魅力的なピースです。

PAINT IT BLACK

ブラックが秋冬人気の定番カラーであることに驚く人は少ないしょう。だんだんと日が短くなり、ハロウィンが間近に迫る時期ともなればなおさらです。今年はデザイナーの間でそんなダークな一面が追求され、インスタグラムでは「#gothaesthetic」が話題となり、ヴァレンティノやイザベル・マランではコルセットやドミナトリックス(束縛)調のスタイルがお目見えしました。一連の「ヘル・フォー・レザー(猛スピード、全速力)」ルックがランウェイを行き交う中、ブラックであればとにかくOKという「バイカーチック」なスタイルも秋冬トレンドの一つとなりました。

GET THE LOOK

退屈だの「無難」だのと冷たくあしらわれることのあるブラック。しかし、全身ブラックともなればシックであることは疑いようもなく、大胆とさえ言えるでしょう。気分はオールブラックというお客様に是非ともおすすめしたいのは、新作コレクションの「ミッドナイト」。ブラックのヴァルカン・ファイバーボード製スーツケースには今回初めて、同色の専用ストラップ、リベット、ハンドルを採用し、内装生地さえブラックという特別仕様です。ブラック/ブラックのスタイルは、クロムやブラスのハードウェアパーツでもご用意しています。

CREAM OF THE CROP

新シーズンに必ず手に入れたいピースとなりそうなのはシンプルな白のタンクトップ。ボッテガ・ヴェネタやクロエ、プラダが手掛けたものであれば、「地味で質素」なんてことはありません、各ブランドともエレガントなバージョンを展開していますから。いずれも90年代ミニマリズムを現代風に解釈し、ソフトでニュートラルな色調のカラーパレットを改めて取り入れています。ホワイト、クリーム、ベージュ、サンドといったソフトなカラーの素晴らしいところは、ニュートラルなカラーのベースの上にポップなカラーや模様を重ねられることにあります。それをソリッドなアウトフィットとして身に着けても魅力的です。

GET THE LOOK

グローブ・トロッターのスーツケースの中で最もクラシックなのはアイボリー/ナチュラルの「サファリ」コレクション。クリーム色のラゲッジで旅をするのはためらわれるという人もいるでしょうが、アイボリーのボディもナチュラルなレザーストラップも時の経過とともに美しさを増し、豊かな風格を醸し出してくれるでしょう。

IN THE PINK

昨年ネット環境がない南極に住んでいた人でない限り、グレタ・ガーウィグ監督が製作中の実写映画『バービー』でバービーとケンを演じるマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングのスチール写真は絶対に目にしたことがあるでしょう。事実、アシッドグリーンとネオンピンクのライクラを着た二人のスナップショットがネット上に拡散したことで、バービーのシグネチャーカラーであるホットピンクで全身をコーディネートしたスタイル「バービーコア」が秋冬のトレンドとなり、なんとヴァレンティノではそれだけをテーマにしたコレクションも登場しました。頭の先からつま先までが鮮やかなフューシャというのは誰もが好きなスタイルではないかもしれませんが、ワードローブにちょっとした面白味と現実逃避的なエレメントを取り入れるには最高の手段です、特に寒い冬の時期には(それもロックダウン後の)。ショッキングピンクは大抵のカラーや肌の色とも相性が良いので、上手く使いこなすのが驚くほど簡単です。全身マリブバービーのようにはなれないけれどバービーコアには賛成という方は、鮮やかなトーンのアクセサリーを一つ取り入れてみてはいかがでしょう。

GET THE LOOK

グローブ・トロッターのコアコレクションでは、今年に入ってランウェイに頻繁にお目見えしたネオンカラーよりもトーンは少し抑えていますが、依然多くのオプションをご用意しています。2020年に登場した「Pop Colour」コレクションでは、ディテールには反対色を、内装生地には模様入りのものを用いた鮮やかなバッグを取り揃えています。「Disney: This Bag Contains Magic」コレクションでも明るいカラーを採用し、ミッキーのモチーフをあしらいました。もちろん、オンラインのビスポーク(オーダーメイド)サービスをご利用いただければ、他とは違う自分だけのスーツケースに仕上げることも可能です。ヴァルカン・ファイバーボード製の場合には、フラミンゴ、レモン、マゼンタ、パロットグリーン、ライラックのカラーをご用意しています。

 

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