F1 2023 インサイダーズガイド No. 20 – メキシコ

メキシコシティグランプリは、伝統的なF1ファンに愛される高速サーキットを舞台にした非常に見ごたえのあるレースです。1960年代と1980年代には、当時のモータースポーツ界のスターたちがここで数々の壮絶なバトルを繰り広げました。2015年にメキシコがF1に復帰して以降、メキシコシティグランプリはファンからの根強い人気を誇るレースになりました。観戦の後は、サーキット近くのメキシコシティで、メキシコプロレスのルチャリブレから高級なグルメまで、興奮と驚きに満ちた観光を楽しんではいかがでしょう。さらにビーチまで足をのばせば、メキシコならではの文化や歴史、タコス、ウミガメとの出会いなど、忘れられない体験ができるでしょう。

メキシコで最も楽しいビーチタウンは？

プエルト・エスコンディド – オアハカ州の海岸で宝石のようにきらめく小さな街、プエルト・エスコンディドは、メキシコに来たら絶対に見逃せないビーチリゾートです。人々が多く訪れるのはメインのビーチですが、さらに海岸線を回り込んでいくと、隠れ家のように馬蹄形に湾曲した海岸、プラヤ・カリサリージョがあります。ここは知る人ぞ知る静かなビーチで、のんびりと1日を過ごすのに最高の場所です。プラヤ・カリサリージョを取り囲む崖の上には、素敵なレストランや個人経営のブティックが並んでいます。近くでは、慈善団体のビベマールがウミガメの保護活動をしており 、観光客がウミガメの赤ちゃんを海へ放流することもできます 。

歴史観光に最適なスポットは？

トゥルムの古代都市 – 「マヤのメキシコ」と呼ばれるエリアには、考古学的な価値の高い遺跡があふれています。有名な チチェン・イッツァの巨大なピラミッドもそのひとつですが、それ以外にも、小さなものから大きなものまでたくさんの遺跡があります。中でも必見は、トゥルムの古代都市です。海辺の崖の上にあるその遺跡には、まるで時が止まったかのように、古代の人々の住居や儀式用の建物が素晴らしい保存状態で残されています。そこに行くと空気の中に何か強い超自然的なものが感じられ、観光客に紛れてイグアナが熱い歩道の上を歩く中、もしかしたら神様が今も見守ってくれているのではないかという気分にさせられます。

メキシコシティを思い切り楽しむには？

食 べて、泊まって、遊ぶ – 現地でCDMXと呼ばれるメキシコシティは、今まさに流行の最先端を走っています。特に、幅広いジャンルのモダンなレストランが活況で、有名シェフからストリートフードのクリエイターまで多くの料理人が最新の料理を創作し、メキシコシティは今や世界に名だたるグルメ都市になっています。また、フメックス美術館 をはじめとする各所の美術館も話題を呼んでいますし、ファッションデザイナーたちもこの街のショッピングシーンを盛り上げています。市の周辺には動物園や公園があって、週末には多くの行楽客でにぎわいます。さらに、おしゃれなレストランやショップが集まるローマ・ノルテ界隈には、アールデコ建築を目当てに建築ファンも押し寄せています。クールなポランコ地区のJWマリオットホテルは非常に評判が高く、ここもまた見逃せないスポットになっています。

ゆったり滞在するなら？

コンラッド・トゥルム – リビエラマヤにあるコンラッド・トゥルムはプールを5カ所も備え、現代人がストレスフルな日常を忘れてリラックスするには最適なホテルです。5つ星の豪華さと、200メートルに及ぶビーチが特徴のこのホテルは、インテリアに施されたモダンでマスキュリンなアクセントが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。屋外エリアには見事に手入れの行き届いた庭園、木々、芝生、そしてもちろんビーチもあり、テラスでメキシコ料理を楽しむこともできます。観光客で賑わうリビエラマヤの中でも、比較的静かなエリアにあるホテルです。

極上の料理と酒が楽しめるのは？

バンヤンツリー・カボ・マルケス – 1960年代に、飛行機旅行の目的地として富裕層に人気だったことからその名が知られるようになったアカプルコ。同地のクリフダイビングは今なお有名なアトラクションです。そんなアカプルコの海岸にありながら、バンヤンツリー・カボ・マルケスの中は極めて静かで優雅。崖に沿って 建つプライベートヴィラからは海の絶景が見渡せます。しかも、各ヴィラにプライベートプールも付いています。そこに、最高水準を追求して作られたメキシコ料理やアジア料理を届けてもらいましょう。食事の後は、アカプルコの街へ繰り出して、熱気あふれるナイトライフやショッピングを楽しむのもいいものです。

旅慣れた人のための上質なホテルは ？

ハシエンダ・プエルタ・カンペチェア – カンペチェアは、歴史的な建物が数多く立ち並ぶ美しい街です。その中で特に古く、人々に愛されてきたハシエンダ（農場）風の建物を生かして ハシエンダ・プエルタ・カンペチェアが作られたのも、自然なことかもしれません。築数百年という建物をていねいに修復し、マヤ風のタイル床と豪華な家具が美しいしつらえに仕上げました。プールは屋内プールと、サンデッキを備えた屋外プールの2カ所。カンペチェアで、リアルなメキシコのひとときを体験してください。

メキシコで体験できる珍しいドライブとは？

イスラ・ムヘーレス のゴルフカートドライブ – キンタナロー 半島の東海岸の沖に、イスラ・ムヘーレスという変わった小さな島があります。島の南側は特に静かで、本土のカンクンの喧騒を逃れるにもいい場所です。島の東側は強風が吹き荒れる躍動的な海岸、一方、西海岸はラグーンや白いビーチが広がり、波もおだやかです。この島では、移動手段としてどこへ行くにもレンタルのゴルフカートを使います。島の主要な道路を何百台ものゴルフカートが行き交う風景は、どこかユーモラス。ゴルフカートの運転は楽しいですが、燃料を常に満タンにしておくことをお忘れなく。

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