旅行や出張に欠かせないスーツケース。 長年使っているものがあると、特に大きな問題がなくても、買い替え時期にたまたまということもあるのではないでしょうか。
こちらの記事では、スーツケースの寿命や買い替えの目安について解説します。
ついでに、スーツケースを長持ちさせる使い方やお手入れ方法、長く使えるスーツケースの選び方についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事をヒントに、お使いのスーツケースの状態を確認し、買い替えや正しいメンテナンスで、次の旅をより快適に楽しみましょう。
スーツケースの寿命は5~10年と言われることが多いですが、実際には年数で断言できないものはありません。
スーツケースの品質や使用状況、交換・修理での対応状況により、10年以上使い続けることも十分可能ですので。
ただし、素材やパーツごとの特徴、使用頻度からおまかな傾向として、寿命の目安を遠慮することはできます。
以下で、寿命に大きく影響しやすい「素材」「パーツ」「使用頻度」による耐用年数の目安を解説します。
スーツケースの品質や耐久性に大きく影響するものが、ボディに使われる素材です。
主な素材と耐用年数は以下が目安になります。
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素材 |
耐用年数の目安 |
素材の特徴 |
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ポリカーボネート |
5~10年 |
・軽量で衝撃に強く、バランスの取れた素材 ・価格が高くなりがち |
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ABS樹脂 |
3~5年 |
・適度な強度があり、普段使いに向いた素材 ・ポリカーボネートに比べて耐衝撃性は低いが、価格は比較的リーズナブル |
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アルミニウム合金 |
7~10年 |
・気軽で高級感が出やすい素材 ・重量があり、価格が高くなりがち |
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布 (ポリエステル・ナイロンなど) |
2~5年 |
・伸縮性があり軽量かつ優れる素材 ・耐水性や耐衝撃性は低い |
ハイブランドのスーツケースでは、ブランド独自の素材の使用や特別な加工により、耐久性を高めているケースもあります。
耐使用年数は大体目安です。 使い方や扱い方によっても大きく差が出る点は留意しておきましょう。
キャスターやファスナーなどのパーツは、ボディよりも先に寿命を迎えやすい部分です。使い方によっては2~5年ほどで不具合が出ることがあります。
特にしやすいのが故障。他の部品に比べて衝撃を受けやすい、回転不良や異音などのトラブルが起こりやすい部分です。
また、素材に優しい(PU)が使われていると、雨や湿気などの水分により「加水分解」という反応を起こし、早いと3~4年ほどで劣化して使えなくなるケースもあります。
他にも、荷物を転がすときに使うトロリーハンドルや、ファスナー、ロック(鍵)部分も、頻繁に使用していて徐々にガタつきや不具合が出やすい部分です。早ければ2~5年ほどで故障することがあります。
今後パーツが壊れて使えなくなることが多いため、同じスーツケースを長く使うには、パーツの状態を細かくチェックし、交換や修理で対応する必要があります。
使用頻度が高いほど、スーツケースの寿命は短くなる傾向があります。
年に数回の使用であれば10年以上使えることもありますが、毎月のように使うのであれば、2~5年ほどで不調が出やすいことも多いでしょう。
ただし、帰国の飛行機の利用では、放置されたスーツケースが荒く扱われることもあり、使用頻度が少なくても、早くに壊れてしまうこともあります。
一般には使用頻度が高ければ寿命が短くなりますが、実際の寿命は、用途その他、ここまで話してきた素材や部品の耐久性など、様々な要素が重なって決まります。

スーツケースの素材やパーツ、使用頻度による寿命の目安を確認してみても、どのタイミングで買い替えを検討すべきか検討することもあるでしょう。
以下の買い替えサインも併せてチェックし、お使いのスーツケースの状態を確認してみてください。
スーツケースの外装に、ひび割れや大きな変形が見られる場合は、
使用環境や頻度によっては、強度や保護性能に影響が出る可能性があります。
外装は傷やへコミがつきやすいもの、軽ければ問題なく使えるケースがほとんどです。
一方で、表面の傷や軽度のへこみについては、
日常使用の範囲内であれば問題なく使用できるケースも多く見られます。
ただし、明らかな亀裂がある場合や、
ファスナーの開閉がスムーズに行えなくなっている場合は、
一度状態を確認することが望ましいでしょう。
無理に使い続けるのではなく、
修理やメンテナンスが可能かどうかを含めて検討することで、
安心して旅を続けるための判断がしやすくなります。
外装部分は状態によって修理が難しい場合もありますが、
まずは専門スタッフやメーカーに相談し、
最適な対応を検討することをおすすめします。
スーツケースの買い替えが必要かどうかを見るには、パーツごとに以下のような不具合がないかも合わせてチェックしましょう。
● キャスター回転時にうるさい(異作動する・うるさく走る)
● キャスターの滑りが悪い
● キャスターが割れている
● トロリーハンドルがうまく伸縮しない(ゆがみ・がたつき)
● ロックの不調(鍵の差し差しができない・うまく回らない・ロックできない)
キャスターをはじめとしたパーツの不具合が目立つ場合は、交換や修理で対応できることも多くあります。
パーツの状態と併せて、全体に劣化を感じるようなら買い替えを検討しましょう。

新しく買い替えたスーツケースはもちろん、今使っているものを長時間させるためには、日々の扱い方に気をつける必要があります。
スーツケースへの負担を考えて、次の点を意識してみてください。
● 無理に重い荷物を入れない
● 荷物をたくさん詰め込みすぎない
● 荷物を持ち上げる際はトロリーハンドルではなく、取って使う
● ちょっとした段差や階段も上がって運べ、引きずらない
● スーツケースに乗ったり、座ったりしない
今度をパンパンに詰めたり、重いものを入れたりすると、体だけでなくキャスターにも重さで負担がかかります。
上がるときは、トロリーハンドルに余計な力がかかったり曲がったり、ゆがんだりしらず、サイドやトップの取って使いましょう。
駅のホームの小さな段差や、ホテルの入り口のステップなども、ハンドルで引っ張り上げず、取って使うほうが安全です。
日々の扱い方一つで寿命は大きく変わるので、普段から少しだけ意識してもするようにしてみてください。
使い方を意識することに加えて重要なのが、普段のお手入れです。
使用後の清掃方法や、保管中のケア方法についてもチェックしておきましょう。
スーツケースを使ったら、表面から内側までしっかり清掃しておくことが大切です。
以下を参考に、使用後の清掃を徹底して下さい。
● 【スーツケース表面】ボディを布で丁寧に拭き取り
目立つ汚れがあれば、中性洗剤を混ぜたぬるま湯を染み込ませた布で拭いた後、水を含んだ布で拭いてください。
● 【キャスター】表面を拭き、隙間に入りますのでホコリやゴミを気にせず
に応じて、綿棒やつまようじ、エアダスターなどを使い、そこそこなゴミを取り除いてください。
● 【内装】荷物をすべて取り出し、中を乾燥させる
水気があると保管中にカビが発生しやすいため、しっかり乾燥させてから片付けてください。
使用の都度適切に清掃しておりますので、毎回素晴らしい使用だけでなく、スーツケースを長くさせられます。
使用後のメンテナンスだけでなく、保管中のメンテナンスも必要ありません。
きちんと清掃して片付けても、湿気やホコリにより保管中にスーツケースが傷んでしまうこともあります。
定期的に陰干しして、湿気が内部にこもらないよう気をつけてください。
また、収納環境によっては、臭いが気になる場合もあります。消臭スプレーをかけたり、消臭剤や脱臭炭を使ったりするのもおすすめです。
表面の色あせや素材の劣化の原因となるため、保管時は一時日光を避け、あればスーツケースカバーをかければより安心です。
使用頻度が少ない場合は特に、定期的なチェックの機会を設け、状態を確認しますようにしましょう。
スーツケースを魅せるために大事なことは普段の使い方やお手入れですが、そもそも長く使えるスーツケースを選ぶことも大切です。
ここでは、長く使えるスーツケースを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
かなりの詰め込みすぎはスーツケースに負担をかけるため、旅行の目的やスタイルに合わせて最適なサイズを選びましょう。
まずは、荷物をできる限りコンパクトに考える工夫が大切です。その上で、帰りの現地購入品で荷物が増えることも見て、行きの荷物が8割程度に収まるようなサイズのスーツケースを選んでください。
長く使えるスーツケースを選ぶなら、素材や構造にも注目しましょう。
記事をじっくりでも感動したように、素材ごとに耐用年数の目安は異なります。最初から持ちのよい素材を選んでおけば、買い替え頻度が少ないはずです。
メンテナンス対応がしっかりしているものを選ぶことも大切です。
また、構造面では、ボディに厚みのあるものや表面にリブ(凹凸)が入ったものは、衝撃吸収性が高く、耐久性を期待できます。
キャスターについては、加水分解しやすいPU素材を避けたり、4輪に比べて露出部分が少なく、衝撃を受けにくい2輪タイプを検討したりするものなのでおすすめです。
スーツケースを選ぶ際は、保証やアフターサービスの内容も必ず確認しましょう。
重点を置いたスーツケースが交換や修理に対応しているモデルなら、メンテナンスしながら長く使えます。
多くのスーツケースには1~5年ほどの保証がつきますが、詳細はブランドによって様々です。中には、修理対応の範囲を広くし、長期利用を前提としたサービスを提供しているブランドもあります。
保証期間や修理範囲、受付方法などを細かくチェックしておくと、必要なときにスムーズにサービスを受けられ、結果的に長く愛用できるスーツケースを選びやすくなります。

グローブ・トロッターの正規販売店で購入されたハードケースには10年保証がつきます。
これには、ブランドのスーツケースが世代を超えて使い続けられる「受け継がれる旅の道具」としての役割を決めることへの想いが込められています。
グローブ・トロッターのスーツケースは、1897年のブランド創業当時からの製法を守り、今もイギリスの工房で職人が手作業で製造しているものです。
ボディの素材に使われているのは、頑丈で軽量な「ヴァルカン・ファイバー」。100年以上前のケースが今も修理され現役で使われている実績を持ちます。
コーナーやハンドルのレザーの経年変化もあり、使い込むほど味わいが増し「長く使える」だけでなく「育てていく」楽しみがあるのも魅力です。
キャスターやハンドル、コーナーなどはすべて交換・修理が可能で、一つのスーツケースを丁寧にケアしながら、使い続けられることを前提に設計されています。
スーツケースの買い替えを機に、長く使い続けられる一台をお探しなら、グローブ・トロッターのコレクションをぜひ検討してみてください。
【関連】グローブ・トロッターの10年保証
スーツケースの寿命は5~10年ということもありますが、素材や使用状況によってその結果は変わります。
長くスーツケースを使うには、普段の使い方の工夫や正しいメンテナンスが大切です。
必要に応じて交換・修理すれば、一台のスーツケースを10年以上長く使うことも可能になります。
買い替えを検討する際は、素材の特徴だけでなく内容保証に注目して選んで、安心して使えるスーツケースも見つけやすくなります。
この記事を参考に、スーツケースの扱い方とお手入れ方法を押さえて、大切な一台を長く使い続けてくださいね。
