飛行機や新幹線での移動がある旅行や出張では、荷物規定に合わせてスーツケースを選ぶ必要があります。
しかし、スーツケースのサイズを見る際に、測る場所や測り方で迷うこともあるでしょう。
本記事では、スーツケースのサイズの測り方について解説し、併せてチェックしておきたい飛行機や新幹線の荷物規定の目安サイズについても紹介します。
旅行日数に合わせたスーツケースの容量目安についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
スーツケースのサイズを正しく確認するには、測る場所と測り方を理解することが大切です。
「本体サイズ」と「総外寸(全体サイズ)」の違いを理解し、正しい測り方を覚えましょう。
スーツケースのサイズは、測る場所によって「本体サイズ」と「総外寸(全体サイズ)」の2種類に分けられます。
「本体サイズ」は収納部分にあたるボディのサイズを測ったものです。メーカーによっては「内寸」として、ボディ内側の収納スペースのサイズを示している場合もあります。
一方、「総外寸(全体サイズ)」は、キャスターやハンドルも含めたサイズのことを指します。
航空会社や新幹線の荷物規定では、総外寸が基準になるのが一般的です。そのため、スーツケースのサイズを測るときは、キャスターや取っ手、縮めた状態のハンドルなども含めて確認する必要があります。
新しく購入する場合も、「総外寸」または「全体サイズ」の記載をチェックし、荷物規定内に収まっているかを確認しましょう。
スーツケースの総外寸を測る際は、メジャーをピンと張り、以下を参考に高さ・幅・奥行きのそれぞれを測ります。
● 高さ:キャスターと地面の接地面から取っ手の部分までの長さ
● 幅:スーツケースのボディの横幅とサイドの取っ手部分を含めた長さ
● 奥行き:ボディの厚み
サイズは、荷物を入れた状態で規定内に収まるかをチェックされます。
布製のスーツケースは、荷物をパンパンに詰めるとボディが膨らみ、メーカー記載の寸法より大きくなることがあるため、荷造り後の状態でも一度サイズを見ておくと安心です。
また、拡張機能付きのスーツケースの場合も、拡張した状態でのサイズを併せてチェックしておきましょう。
スーツケースのサイズを確認するには、メジャーで計測するほかに、ラベルやタグの表示を確認してサイズをチェックする方法もあります。
サイズ表記はブランドやモデルによって記載場所が異なり、主に以下のような場所で見つかります。
● ライナーやポケットの内側のタグ
● ボディ底面や内側に貼られたシール
● 購入時についていた商品タグや箱
● 保証書や説明書
スーツケース本体の表示を探しても見つからない場合は、ブランド公式サイトの製品情報ページやレビューサイトの商品紹介ページをチェックしてみるのも有効です。
モデルの品番で検索してみると、情報が記載されたページが見つかることもあります。
S・M・Lといったサイズ表記はメーカーごとにサイズ基準が異なるため、正確な寸法が分からない場合は、サイズを測って確認する必要があります。
飛行機を利用する際は、スーツケースのサイズだけでなく、重量についても併せて見ておく必要があります。
サイズ規定をクリアしていても、重量が規定を超えてしまうと、追加料金がかかってしまいます。
自宅に体重計があれば、すべての荷物を収納した状態で重さを確認しておきましょう。
スーツケースのサイズが大きく、目盛りが見えない場合は、荷物を持った状態で体重計に乗り、自分の体重を引いて計算すると簡単に重さを測れます。
体重計がない場合は、空港やホテルの荷物はかりを利用する方法がありますが、飛行機での移動が多いなら、旅行用のデジタルスケールを購入しておくと便利です。
サイズの測り方と併せて見ておきたいのが、飛行機や新幹線の荷物規定です。それぞれの基準について整理し、測定したスーツケースのサイズが規定内に収まるか確認しましょう。
飛行機を利用する場合は、機内持ち込み荷物と受託手荷物のそれぞれのルールを見ておく必要があります。
機内持ち込み荷物では、高さ・幅・奥行きの3辺の合計の長さと併せて、各辺の長さにも規定が設けられていることが一般的です。
国際線と国内線の荷物規定は、以下が目安となります。
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3辺の合計の長さ |
各辺の最大の長さ |
重さ |
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国際線 |
115cm以内 |
55cm × 40cm × 25cm以内 |
7~10kg |
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(座席数が100席以上) |
115cm以内 |
55cm × 40cm × 25cm以内 |
10kg以内 |
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(座席数が100席未満) |
100cm以内 |
45cm × 35cm × 20cm以内 |
10kg以内 |
国際線でも、カタール航空のように3辺合計を112cm以内としたり、MIATモンゴル航空のように奥行きの長さを20cm以内としたりする場合もあります。そのため、荷物規定については、利用予定の航空会社の情報を細かく確認することが大切です。
また、LCC(格安航空会社)の場合は、手荷物と身の回り品を合わせて7kgまでとすることが多く、重量も意識した準備が必要になります。
受託手荷物についても、国際線と国内線で目安のサイズが異なります。
国際線を利用する場合は、高さ・幅・奥行きの合計が158cm以内であれば、多くの場合、無料の預け入れ荷物の規定内に収まります。
航空会社によっては、サイズと重量を見る「個数制」ではなく、荷物の総重量でチェックする「重量制」を採用している場合もあるため、案内をよく確認しておくことが大切です。
国内線の利用なら、ANAやJALの無料の受託手荷物のサイズ基準は、以下のようになります。
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高さ・幅・奥行きの合計の長さ |
重さ |
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203cm以内 (※2026年5月19日以降搭乗の場合は158cm以内) |
プレミアムクラス:40kgまで 普通席:20kgまで無料 ※2026年5月19日以降搭乗の場合は、プレミアムクラス32kgまで、エコノミークラスは23kgまで |
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120cm×60cm×50cm以内 |
20kgまで (ファーストクラスは45kgまで) |
※2025年12月時点の情報を参照して作成
スカイマークやスターフライヤーなどの航空会社でも200cmを超える荷物を預けられることがほとんどです。ただし、2026年以降に規定変更を予定している航空会社が多いため、公式サイトで詳細を確認するようにしてください。
新幹線では、高さ・幅・奥行きの3辺合計が160cmを超える荷物がある場合、「特大荷物スペース」または「特大荷物コーナー」付きの座席の予約が必要です。予約なしに特大荷物を持ち込むと、持込手数料がかかります。
3辺の合計が160cm以内のスーツケースであれば、座席近くの荷物棚に収納が可能です。
足元に荷物を置きたい場合は、3辺合計が120cmほどであれば、収まる場合が多いでしょう。ただし、グリーン車ではフットレストがあるため、足元のスペースが狭く、比較的小さめの荷物でも荷物棚の利用が必要になる場合がある点には注意してください。
最後に、旅行に使用するスーツケースのサイズをうまく選ぶためのヒントとして、日数別の容量目安についても紹介します。
1~2泊の旅行や出張には、20~40Lのサイズを目安にスーツケースを選びましょう。
このサイズであれば、高さと幅、奥行きを合わせた3辺の長さが115cm以内であることも多く、国際線や100席以上の国内線で機内持ち込みが可能な場合がほとんどです。
サイズよりも重量規定が厳しく感じられることが多いため、荷物を厳選し、なるべくコンパクトに収めることを意識しましょう。
3~5泊の利用におすすめなのは、40~60Lほどのスーツケースです。
多くのメーカーでMサイズとされるサイズで、ほとんどの場合、無料受託手荷物として預けることが可能です。新幹線の利用の際も、荷物棚に収納できることが多いでしょう。
また、3~5泊の旅行では、季節や目的によって荷物量が変わりやすくなります。冬の旅行で防寒着がかさばる場合や、趣味の持ち物が多い場合は、50~60Lに近いサイズを選ぶと安心です。
お土産の分も考慮し、荷造りの際は少し余裕を残して荷物を詰めるようにしてみてください。
1週間以上の旅行や出張用には、70L以上のスーツケースがおすすめです。
70~80L程度の容量なら、3辺の合計が158cm以内に収まるモデルが多く、飛行機の利用時に、追加料金なく受託手荷物にできるでしょう。
さらに容量の大きなモデルを選ぶ場合は、利用する航空会社の規定と併せてサイズを確認するようにしてください。
容量が大きくなる分、荷物量が増え、重くなりやすいサイズでもあるので、重量規定にも気をつけましょう。
荷物が重いと持ち運びの負担も増えるため、現地調達やランドリーの利用もして、できるだけ荷物量を抑える工夫も大切です。
スーツケースのサイズを確認する際は、「本体サイズ」と「総外寸(全体サイズ)」の違いを理解し、目的に応じて正しく測定することが大切です。
飛行機や新幹線などを利用する場合は、事前にサイズ規定を調べ、キャスターやハンドルを含めたサイズが規定内に収まっているか、必ず確かめましょう。
また、スーツケースの大きさを見る際は、サイズ規定に合わせるだけでなく、宿泊日数や利用目的に合わせて選ぶことも大事なポイントです。
本記事で紹介したスーツケースの測り方を参考に、最適なスーツケースを選んで、飛行機や新幹線での移動がある旅も快適に楽しんでください。
